対極の言葉を意識することでグッと引き立つ言葉
「君を嫌いになりたいんだけど、やっぱり好きだわ」
これがグッと引き立つ言葉の使用例。
『嫌い』で落として『好き』で上げる。
感情の落差を利用することで
ただ「好きだ」と伝えるよりも
よっぽど印象に残る伝え方ができます。
世間には星の数ほどの言葉があふれてます。
記憶に色濃く残るキャッチコピーを注意して見ると
実は、いくつかの法則があることに気付きます。
・「ナンバーワンにならなくてもいい。
もともと特別なオンリーワン」
・「事件は会議室で起きてるんじゃない!
現場で起きてるんだ!」
このように、誰もが一度は聞いたような言葉は
対極の言葉を効果的に使っています。
意図的に強い言葉にしているのがわかります。
つまり、言葉は、法則を理解して練習すれば
誰でも強めることが出来るということです。
更に日常会話でも応用が利くのがいいところ。
たとえば・・・
・「このパスタ美味しいね!」
→「俺、今までマズイものしか食ってなかった。
そう思っちゃうほどこのパスタはウマい!」
・「その服似合ってるね!」
→「君ってどうしてもダウンが似合わないけど
ゆるっとしたカーディガンは抜群に似合うよね」
・「キレイになったね」
→「あれ?朝はちょっとひどかったけど
なんで夕方の君はこんなにキレイなの?」
こんなふうに、ありふれた日常会話でも
対極の言葉をしっかり意識すると
伝えたい内容が際立ちます。印象が強まります。
いつもとは違った言い回しに、聞いた相手も
喜んでくれるのではないでしょうか。
さすがに毎回こんなこと言ってたらクドイので
“ここぞ”ってときに言えるとカッコいいかも。
今回は『対極の言葉を意識する』でしたけど
調べたり探したりすればもっと違う法則で作った
印象的な言葉がたくさん見つかります。
そういった言葉に興味があるのであれば
関連書籍もたくさん書店に並んでいるので
一読すると楽しいかも。私は楽しい(笑)。