嫁の料理がスゴいワケ
「やつがれは天才だから」
文豪ストレイドッグスというアニメに
私たち夫婦はなかなかにハマっている。
まだ1シーズンを見終えたばかりだけど
キャラクターの喋りが感染っているほどだ。
嫁は自分のことを「やつがれ」と称する日々。
ちなみにやつがれとは人気キャラと思われる
芥川龍之介の一人称である。かなり個性的だ。
それはそうと里芋の話だ。
私は里芋がキライだったのだけど
嫁の作った里芋料理で目が覚めた。
「なんじゃこりゃあああ!ウマい!?」
嫁の必殺料理のひとつ“芋煮”に入る里芋が
今迄食べたことのなかった味を魅せてきた。
さらに“里芋の柚子味噌がけ”の美味さが
私の里芋嫌いを完璧に塗り替えてしまう。
タイトルの画像が件の里芋と柚子味噌だ。
当然のように柚子味噌は嫁の自作のもので
遠方に住む嫁の姉がたんまり持ち帰るほど
その味は格別。
ちなみに嫁の姉もおそろしいほど料理上手。
どうなってるんだこの姉妹は。天才姉妹か。
「やつがれは天才だから」
ふふんと料理を披露する嫁。
しかし天才の名に恥じぬ実力を振るうから
ツッコむ所がどこにもない。称えるのみだ。
私は惚れた弱みで料理を絶賛するのではない。
ガチのマジで美味しいから絶賛しているのだ。
文章ではイマイチ伝わらないと思うが
なんとか嫁の料理のスゴさを伝えたい。
そうだ。里芋の例もあるように私は嫁の料理で
『嫌いだったものが好きになった』が沢山ある。
パッと思いつくのはこのくらいだが
おそらく、もっともっとあると思う。
私はいわゆる家庭料理が好きじゃなかった。
生姜焼き、カレー、ラーメンなんかは
味が分かりやすくて大好きだったけど
味が分かりづらい料理は正直キライで
カップラーメンを食べたほうがマシと
本気で思っていた。
そこにきて嫁の料理の衝撃。
自宅で作れる料理がこんなにも美味しいと
食べるたびに感動してしまった。
美味しさというのはパワフルな正義だ。
その真っすぐな力は私の小賢しい拘り
すなわち食わず嫌いの抵抗を打ち破る。
私はnoteで隙あらば嫁の料理を絶賛するが
そのスゴさの根本はこれ。
嫁の料理は食べてみたいという気持ちにさせる
この力が圧倒的すぎるゆえスゴいのだ。
毎日美味しい料理をありがとう。嫁ちゃん。