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機嫌が悪い人の影響を受けやすい繊細さん

「あーイライラする・・・」

『沸点が低い』とは的を射た表現でピッタリ。
私が学生の頃、感情がよく爆発していました。
ヘリウムよりも圧倒的に沸点が低かった私は
なんだか常にイライラしていて、すぐに着火。
親や兄弟友人に先生と迷惑かけまくりでした。

ゲームで遊んでいるときにもすぐカッとなり
「アンギャー!!」と獣のように吠えまくる。

隣室から兄が「どうした」と入ってくるけど
「うるせえええ!」と理不尽にキレ散らかす。
兄よ、そのダメ弟殴っていい。ダメだこれは。

うーん、思い返すと本当に今と性格が違うな。

夢か幻か、今でもよくわからないんですけど
私の性格が180度変わる不思議体験があって
ウソみたいに平和主義っぽくなったんですね。

それは今回の主題とちがうので省きますけど
いつかまとまった記事として書けたらいいな。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

私が言うのもなんですけど
すぐキレる人って最悪ですよね。

ひっきりなしに貧乏ゆすりをしたり
これ見よがしに大きいため息をついたり
チッ!チッ!と聞こえるように舌打ちしたり

こんな風にあからさまに機嫌が悪い人だったら
いくら私のような鈍感さんでも分かりますとも。

「おいおい、なにこの人?機嫌悪いのか」って。

一方繊細さんは
“高性能不機嫌レーダー”を搭載しているのです。
露骨なイライラ表現をしていない人であっても
「あ、この人なんか機嫌悪そうだ・・・」って
気付いてしまいます。

そして相手の機嫌の悪さに気付いてしまったら
手を差し伸べてあげたくなるのが人情。人の道。

(私に何かできることはないだろうか・・・)

その優しい思いを胸に明るく声をかけてみたり
相手の不機嫌度合いに応じて対応を変えたりと
イライラさんに寄り添ってくださるわけですね。

この構図、はたから見るとすごく良く見えます。
でも、ここが繊細さんにとって注意すべき所!

なぜかというと
繊細さんがそうやって良い対応すればするほど
そのイライラさんは寄りかかってくるからです。

「私のイライラ!あんたがなんとかしてよ」と
言わんばかりに突っかかってきて八つ当たりを
かましてくるんです。
それこそ冒頭の私が兄にした最低暴言のように。

イライラさんはある意味おこちゃまなんですね。
優しくしてくれる人がいると全力で甘えてくる。

かまって!癒して!慰めて!そして攻撃させて!

こんな理不尽なことを平気でしてきちゃいます。

さて、こんな風にベッタベターに甘えてくる人を
甘えさせてばっかりでいいのかといったらNG。
幼い我が子ならまだしも、知らない大人はNG。
時には距離を置き突き放す対応も大切な事です。

「じゃあ、私のイライラはどうすればいい!?」
とイライラさんは嘆いて怒るかもしれませんけど
自分の機嫌は自分で取るのが一番です。

だって本来『機嫌』ってのは、自分だけのもの。
もちろん他の誰かが助けになることはあります。
でも誰かがずっと助け続けることはできません。

話を繊細さんに戻します。

じゃあ「あ、この人機嫌が悪そうだ・・・」って
気付いてしまった繊細さんはどうするのがいいか

・「この人機嫌が悪いなぁ」と思うだけにする
・できるだけ距離を取る
・機嫌の悪い人ではなく、自分自身のケアをする

こんな風に基本的には放っておく方がいいです。
でも一度気になってしまったら抑えられないので
物理的に見えなくなる所まで離れてしまうことが
おすすめです。

そのイライラさんが会社の同僚であったりすると
「距離なんて取れない!無理ぃ!」となりますが
トイレの回数を増やしたり少しでも遠いところに
離れたりして、イライラをキャッチしないように
なんとか努めたいところです。

そして、心が疲弊してしまったときには回復を。
穏やかで優しくて大好きな人(動物や物でも可)
とお話をたくさんしたり、お香を炊いたりして
自分のケアを最優先に。とにかく自分を大事に。

繊細さんは、機嫌が悪い人の影響を受けやすい。

だからしっかりと対策をすることがいいのかなと
鈍感さん(私)は思いました。


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