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普通じゃなくて、楽しいから。


お久しぶりです。今日は4,000文字を超えていますので、お時間がある時にお暇な時にのんびりとお読みください。
将太郎(楽しい店主より)

まず、なぜ僕は店をしたいと思っているのか。それはお店を開きたいという気持ちよりも、世間の忖度には絶対に関わりたくないということが最近になって明るみになってきた。

僕がスーパーでアルバイトをしたのは4年半。その間に上司(本部などちょっと上の人)に対する忖度がクソすぎて嫌になった。これが仕事だよということを何度も聞かされたけれど、どうしても納得できなかった。なぜ偉い人の言うことは絶対なのか。反抗したら島流しにされ、首になってしまうのか。そしてそう言う人たちの意見は大体がその店舗のことをよく知らないので意味がないようなことばかり言う。店舗で上手に働いていたから上にいけたわけで、、、ってのは負け惜しみかな。でも僕はそんな忖度が本当に嫌だった。スーパーだからかどうかは知らないけれど、本部の人が来るらしい!みんな!棚を綺麗にするんだ!〇〇さんは床を綺麗にしておいて!早く!野菜をたっぷり積んでおいて。など普段はしないことを怒られないためにやると言うのが本当につまらんなあと思った。いつもやらなくてもお客様から何も言われないんだからそのままでいいだろって。怒られないためにやることほど嫌なことはないです。

おそらくこれが僕の本音なんだと思う。だから就職にどうしても一歩踏み出せないと言うか。そんな未来がアルバイトで見えてしまったからこそ、いっそのこと自分で忖度のない最高のお店で働いた方が「楽」なのではないかと思った。決して僕は就職アンチなんかじゃない。ただこれまでは僕がなぜ就職が嫌なのかがはっきりしていなかったために、楽しくないからとか適当な理由で世間に言ってしまっていた。これは反省です。

正社員とは言わないけれど、社会保険もしっかり入らせてもらってホテルの夜勤をしていたこともある。そこではボーナスはないけれど正社員並みの給料を貰って働かせてもらえた。それはよかった。

でもやはり、本部の偉い人が来ると、スーパーと同じような忖度?と言っていいのかわからないけれど緊張した雰囲気になる。僕はこの緊張した雰囲気が苦手なのかもしれません。

なんだろ。働いている人も変なこと言っているなこの人たちと思っているのに、何時でも同じ感じなのが僕は不思議でたまらなくて、だからうーんとなっちゃう。誰か1人でもすみませんそこ違いません?と言う人がいても面白いなとは思うのだけれど。

偉い人の言うことは絶対という環境も僕は苦手。偉い人とも対等に話して、でもそう言う人は歴が長いからやはり凄いこともあって、僕らでは気づけないこともある。だからそう言うことはきちんとはい!すぐやっときます!と行動する。でもそれはちょっとおかしくないです??とかそれは人足らずになるので無理です!と言うような社会になればなあなんて軽いことを思ってる。


ということであれこれ言いましたが、だから僕は自分のお店を持って家族と共に「楽」な環境で働きたい。それは僕が1番上でこれやれ!あれやれ!と偉い人になりたいというわけではなくて、僕自身と奥さん。そして子供といった家族が幸せに暮らしていける生き方がしたいだけ。お金持ちになりたいのではなくて、お金がなくても幸福に生きられる人になりたい。もちろん売上は必要なのはわかっているし、売上をどうやって伸ばすかもちゃんと考える。それは大事だし、きっと家族で意見をぶつかり合わせることはとても楽しいことだと思う。それが上司だったらほとんど意見はあちらだしね。笑

毎日10000円でも売り上げれば月に30万円売上はあって、今だと27万円は手元に残って材料費が3割だったら20万弱は残ることになる。大体正社員の手取りくらいにはなる。生きられそう。

生きられるお金の量さえ分かっておけば、さほどお金を稼ぐ必要もないし、貯めることにもそれほど注意をしなくても良いかもしれない。ましてや僕は毎日店にいるからお金を使うこともほとんどなくて、それこそ、奥さんと子供が暮らしやすくなればそれでいい。

ではどんなお店にしたいのか?それはやっぱり自分達が働いていて楽しいお店。原価とか売上とか気にすることにはなるだろうけど、帰り道に学生がいたらアイスでも食べて帰り!と言うような店でありたい。朝珈琲を飲みにきて、いってらっしゃい!とお見送りするようなお店でありたい。インスタ映えとかそんな場所ではなくて、目の前のお客様とお話をして、感謝して。そして美味しい食べ物と珈琲を提供する場所。営業時間も休みの日も何度も考えたけど何も出てきやしない。多分それはやってみないと分からないからだと思ってる。店の名前なんかいくら考えてもピンと来るものがないからどうにもしようがなくて、困っています。名前が決まればロゴ作らなきゃだしサイトも必要かなあとか、そしたら豆を入れる袋とか、シーラーも買わなきゃな。マグなんて何個いるんだろ?お皿は?てか料理は?何だすの?なんて考えるほど何も出てこない。だからとにかく店を構えるってのが僕の最初のゴールなんだと思う。初めから稼げるお店ではないかもしれないし、10年経っても手取り20万円で生きていくかもしれない。でもそれでも僕は必ず家族とお客さまのことを「幸せ」にすることだけを考える。てかそれが1番楽しい。

お店を何年もしていたら、僕は本を出します。僕の人生がどんなだったのか。どんな生き方をして、どうやって店を始めたのか。どこにお金があったのかなど。言えることは言っていきたい。未来は明るすぎて楽しすぎるぞ!と言うのを語れるくらいに僕は今を生きなきゃならない。

僕は今アルバイトでボーナスなんて1円もなければ、年金も保険も税金も全部自分で払ってる。住民税は前年度の収入で計算されるのだけれど、今年きた請求は12万円くらい。マジできついけどすぐに払っときました。そのおかげで貯金はまたなくなったけど、「楽」なんですよね。毎月3万円払うくらいならすぐに払っといた方がいいです。もちろん明日生きるのも不安なら3万円ずつだけど、20万円もあれば2ヶ月は生きていけます。お金は持てば持つほど不安になると思っています。もちろんあればあるほど良いのだけれど、不安になるのは自分がどのくらいお金があれば死なないでいれるか。いや、幸せでいれるか。に気づいていないからかなと。僕は月に20万円あれば、毎日彼女と一緒に生活をして幸せで、2ヶ月に1回くらい2人で旅行に行ってちょっと良いホテルに泊まって、「今日もお疲れ様!」と言い合えること。仕事場では毎日楽しく仕事をして、珈琲豆の焙煎をして、それが幸せ。だから僕は。僕はね、自分の服を買うよりも、コーヒー豆を買うか、彼女とご飯を食べにいくとか、コンビニでアイスを2人分買うとか。それだけでとっても幸せになれる。

ただ、幸せだから普通に仕事しなよ。ってのちょっと違くて、これ言われるとこいつやばいなって思われると思うけど、「普通じゃないことをしたい」んですよね。これは多分目立ちたがりな性格がどこかにあって、だからちょっと寄り道しながら生きていくってのが性に合ってる。

お店を出すにしても、それが世間には喫茶店と名をあげても、ドアを開けたらそこは「生きる」を体感する場所。みたいなね。これはあくまで今頭で出てきたことだけれど。


生きるを体感する場所っていうのは、店主と奥さんが笑いながら働いていて、お客さんも一緒にお話ししたり、傍では本を片手にのんびりしている人もいたり、夜になればワインバーに早変わり。奥さんは夜が強いのでマスターに早変わり。僕は傍でベロベロに酔ってる。

普段の生活からこんなにも「楽しいこと」ってあったのか!そう感じられるような場所にしたい。人生は毎日が楽しいものではなくっちゃ!ってのがポリシーというかコンセプトというか。やっぱ仕事は楽しいものでなくては!

楽しいという感覚も人それぞれで、向き不向きもあります。僕はスーパーの仕事もホテルマンも今のお好み焼き屋もどれも楽しかった。だけどそこには自由はなくて、どちらかと言えばこれは上司の許可がなければやってはいけないとか、禁止事項が多かった。

僕はわがままなのかもしれませんね。自由がないとなんか縛られている感じがして、ムズムズするんです。僕今仕事中ですけど、フードコートの椅子に座って1人でnote書いています。これでいいんです。

だから僕のお店で働く人が、ジュース飲みたければ勝手に飲めばいいし、お客さんがいなかったら座ってのんびりしとけばいい。珈琲の焙煎がしたければすればいいし、お酒飲みたければ飲めばいい。ちゃんとお店回るならそれでいい。だってそれが1番楽しそうだもん。

んで、それは飲んじゃダメなの!ってやつは僕が止めればいいし、これは発注せんでいいやろー!ってことは言う。言うべきことは言うし、それは僕に対して奥さんとか働いてくれる人が言ってくれるようにしないといけないね。

だから僕も何か言われたからってムスッとするのではなくて、そうだね!!😁これからはちゃんとしやす!!!と言って次の日にまた同じことやるんだろな〜。

働く人が楽しそうにおもしろそうに働いていたら、自然とお客さまはついてきてくれる。

これは僕がずっと思っていることで、ムスッとした接客にはむすっとしたお客さんがよくいる気がする。気がするだけだから本当かは分からないよ。でも楽しければ楽しいほど、お客さんにできるサービスも向上していくと思う。

僕はよく、知らない人にもみじ饅頭をあげます。例えば「これが広島焼きかな?」と言ったら、その人は広島の人ではないことがわかるので、すぐに物販コーナーに行ってもみじ饅頭を買って、「今日はどこからこられたんですか?そうですか!これは僕からのプレゼントです」ってあげます。それで何が起こるかって何も起こりません。お好み焼きも買ってくれているので売り上げが上がるわけでも、僕のことを覚えてもらえるわけでもない。ではなぜやるか。

普通じゃなくて、楽しいから。

なんかこれに尽きるんじゃないかな。楽しいことは楽しいし元気になる。苦しいことは続けていると苦しくなっちゃう。だから僕は自分は常に楽しんでいる変な人。そして家族を幸せにする人。もしかしたらお金には恵まれないかもしれないけれど、絶対に幸せにする人。そして変なお店の変な店主としてお店を切り盛りすること。それが僕のたった1つの夢です。

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