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膨らむ珈琲屋への道
珈琲は深いのか甘いのか。どっちがいいですか?
それから始まった珈琲屋はなんだか居心地が良くて素敵だと感じている。今は湯布院にあるmokubaという珈琲屋に来ている。
本当はいつも行きたかったのだけれど、金土日しか空いていないため、なかなか行けなかったのだ。それが運良く日曜日という最高の休日が重なったため、今日は木馬に来た。
建物自体は平屋建てのような大きさなのだけれど、店自体はとても狭かった。おそらく奥に焙煎や梱包をするところがあるのだと思う。店前にはケーキが並んであるショーケースや、袋詰めされたコーヒー豆が並んでいた。入った時には店員さんがいなくてどこいったのかなー?とか思ってたら後ろから図太い声(ガラガラ声)の優しそうなおじさんが出てきた。
僕は初めてきたので何もわからず、後から来た常連さんのような方達に先を譲り様子を見た。そしたらそこにいた人数分小さなコップに入った珈琲を配ってもらえた。太い声で「これはエチオピアのコケです」と。
飲んでみるとこれまたうまい。珈琲に関する美味いという表現はどうも難しいなと感じていたのだけれど、この方は深いか甘いで表現していた。とてもシンプル。分かりやすい。
珈琲の常識というと深煎りか浅煎り。のような表現の仕方が多いが、このお店ではそんな言葉は聞こえなかった。実に素敵だ。
1人でやるならこのお店の大きさでちょうど良いのかもしれない。そう思えるほどに良い大きさ。中には2席のテーブルと4席のカウンター(ぎゅうぎゅう)の6人席のみ。あとはレジとケーキのケースだけ。だがとても良い雰囲気。
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帰るまでに2杯も試飲珈琲をもらえた。しかもそれをあげるから豆を買って欲しいなみたいな気持ちは1ミリも感じられなかったのがとても心に残ってる。自分で店をやったら、豆を売りたい買って欲しいという気持ちは芽生えるはず。でもそれでも1ミリも感じられなかったのは、マスターさんのサービス力なのか。僕もこうなりたいとさえ思った。
珈琲屋に行けば行くほど、気持ちは高まる。店のイメージも深まる。メニューやサービスなどできることは学びまねよう。
さあ、明日からも楽しい日々を過ごしましょうよ。それじゃまた明日。