今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/9/17 #163
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
プリキュア20周年もめでたいですが、鬼太郎のインディーゲームが気になります。ゲームがヒットすれば、アニメ化なども考えられそうですし。東映アニメーションは、こうしたところにも投資ができるので、やはり「強い」企業ですね。
男の子やペットも…アニメ「プリキュア」放送20年、世相の変化に合わせて大変身
さらりととても重要なことが語られています→「女の子は男の子と違って興味の並立が難しく、一強になりやすいんです」。確かに、この原則はあるのでしょう。現在の女児向けIPは、プリキュア一強です。その時々で、プリキュアの牙城を揺るがすIPも登場しましたが、時代のテーマをうまく掴んいたのはプリキュアです。これからもブレずに時代性を捉え続ける限り、プリキュアが女児向けIP市場の中心であり続ける可能性は高いでしょう。
コンテンツ産業強化へ政府が司令塔設置 是枝・山崎監督らも参加
コンテンツ産業といっても、各業界で課題は異なると思います。今はベーシックな方向性を定めるフェーズかもしれませんが、早く分科会に入ってほしいです。「海外と比べて労働環境が悪く、若手の人材育成などが大きな課題」といった大きなテーマは昔から一向に解決したと聞きません。個別で具体的に問題を潰していかないと何も変わらないのでは?と思います。
東映アニメがインディーゲームに参入、鬼太郎原作の本格ホラー
ライセンスではなくて、共同事業なのですね。インディーゲームであれば大きな投資は必要ないので、積極的に関われます。また、既にできあがっているトレイラーを見ると、かつてないほどのホラーぶりです。多額の予算がかかる映像作品では、ここまで攻めたものができないでしょう。期待しています。
「日本や韓国でアニメが人気になっているのは…」韓流の原点『シュリ』の監督が語る、日本と韓国の“共通点”と“まったく違うところ”とは
韓国のアニメ市場も伸びている感じですね→「韓国は実写映画が強い国ですが、それでも10年前と比べればアニメ映画の興行収入は体感で倍くらいになっている」。日本のアニメ産業市場も10年で倍になりました。隣国の韓国も同じような伸びになっても不思議ではありません。
「ベルセルク」アニメ製作告知について作品公式が声明― 許諾なく、映像も無許可と注意喚起
無許諾のアニメを制作しているサイトも見ましたが、ひじょうに手の込んだアニメなので、公式と混同してしまいそうです。ファンアートの範疇を遥かに超えていますので、これは100%NGですね。この熱意を他に使ってほしかったです。
bilibiliがチャイナフェス2024に出展、中日アニメ産業の交流を促進
今年のチャイナフェスは、過去最大で「150以上の企業や団体が出展し、2日間で約18万人が来場」とのこと。どこまでアニメファンとの親和性があるのか不明ではありますが、これだけ大きいフェスになると、宣伝効果も期待できそうです。
業界初の”動画”指南書!アニメータースキル検定教科書9月16日に発売!
アニメ業界の人材不足を含め、さまざまな問題解消に取り組むNAFCAによる検定教科書です。「動画」にフォーカスした本は、確かに今までなかったように思います。初歩的な技術が解説されているので、アニメーター志望以外でも……例えば制作進行などの方にとっても、重宝するんじゃないでしょうか。