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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/3/28 #86

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
アニメジャパンも開催され、多くの新作発表がありました。また、第1回目となる新潟国際アニメーション映画祭も開催されました。こちらも盛況だったようです。コロナ禍も落ち着いてきたので、リアルイベントの復活は歓迎すべきことですね。

アニメ監督 渡辺信一郎が驚愕「口パクだけの原画が100枚」海外アニメーターとの仕事

長編商業アニメーションにスポットを当てた「第1回新潟国際アニメーション映画祭」が、3月17日から22日(水)まで開催されている。

第1回新潟国際アニメーション映画祭で渡辺信一郎監督の『A Girl meets A Boy and A Robot』と森田修平監督の『弦の舞』が上映され、トークも展開されました。海外なくして日本のアニメは成り立たないので、クリエイティブサイドからの発言も重要です。

「アニメーションと女性」米国プロデューサー、日本の研究者、作家が現状の問題点と未来に向けてトーク

新潟市で開催中の「第1回新潟国際アニメーション映画祭」で、「アニメーションと女性」と題したシンポジウムが開催され、「ファインディング・ニモ」「レゴ(R) ムービー2」などのプロデュースや米アニメーション業界のコンサルタントを務めるジンコ・ゴトウ氏、横浜国立大学都市イノベーション研究院教授で日本アニメーション学会会長の須川亜紀子氏、アニメーション作家の矢野ほなみ氏による鼎談が行われた。

こちらも「新潟国際アニメーション映画祭」の記事です。作品の上映のみならず、こうした啓蒙的な論議の場もあり、とても有意義な映画祭だと感じます。「ステレオタイプに描かれ、性的に消費される少女、そして女児や保護者向けの自立した活躍する女の子と、少女表現の二極化」とは、その通り。日本のアニメの特色ですが、前者はやはりニッチなポジションになりつつあるかなと。

包括提携から「ULTRAMAN」まで、I.Gが語ったNetflixと歩んだ5年間

2010年代の映像配信プラットフォームの急激な普及が、日本アニメの世界ビジネスを大きく変えた。その主役のひとつにグローバルプラットフォーマーのNetflixがある。

『I.Gの側からは、Netflixに「何か壊して欲しい」ということを求めているのだという』。製作委員会方式で主導を取ろうとすると、多額の出資を求められるので、制作会社の立場からするとやはり苦しいです。現状打破を求めるのは妥当ですね。

『AnimeJapan 2023』に先駆け『第6回アニメ化してほしいマンガランキング』トップ10を発表

第1位 ハイパーインフレーション
第2位 氷の城壁
第3位 仁藤と田塚の日常
第4位 和歌ちゃんは今日もあざとい
第5位 ジャイアントお嬢様
第6位 誰か夢だと言ってくれ
第7位 ある日、お姫様になってしまった件について
第8位 ジャンケットバンク
第9位 墜落JKと廃人教師
第10位 忍者と極道

『ハイパーインフレーション』がトップとなりました。全体としては女性向けが強い印象です。ファンの熱量も、現在は男性よりも女性の方がホットなのかもしれません。

共産党の応援に「アンパンマン」あらわれた、動画が物議…権利者「政党や政治活動への許諾してない」

日本共産党の演説会で、人気キャラクター「アンパンマン」の着ぐるみが踊っている様子を映した動画が、インターネット上にアップされて、著作権侵害ではないかと問題視する声があがっている。

「政党や政治活動」というよりも、単に無許諾で展開された権利侵害ですね。弁護士ドットコムの記事なので、もう少し権利的に突っ込んだ見解がほしいです。著作権や商標権など様々な権利が絡んできますし。

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