今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/8/6 #157
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週はアキバ総研のサービス終了がサプライズでした。WEBメディアはどこも苦労していると聞いておりますが、20年以上続いていたサービスもあっけなく終わってしまいます。紙の雑誌のように「形」としても残らないので、せめてインタビュー記事だけでもアーカイブしてほしいです。
アキバ総研サービス終了のお知らせ
今まで色々と情報源としてたアキバ総研がサービス終了してしまい、びっくりです。しかも全サービス終了です。アニメ系の総合情報サイトとしては、他と比べると質実剛健というか、実直な印象があり、頼りにしてました。返す返すも残念です。
アニメイベント来場者をプロファイリング セミナーレポート~Animeasure/Interpret社による海外アニメファンリサーチプレゼンテーション
貴重なレポートです。今のアメリカのアニメ状況→「2024年に向けてアニメの勢いに匹敵するジャンルは他になく、他の海外ジャンルをはるかに凌駕し、アメリカのアニメーションとも張り合っている」。本レポートでは細かいセグメントなども紹介され、最新の海外トレンドが把握できますね。
経済産業省「音楽ビジネス報告書」を深読み アニメタイアップ=海外ヒットという好況への懸念
音楽ジャーナリストの柴那典さんによる、キレッキレの論考。いわゆる「一般アーティスト」によるアニメタイアップも増えました。アニメの海外番販によって、アーティストの楽曲もさしたる「努力」もなく、海外に届けられるようになりました。ただし、タイアップ一辺倒は、日本音楽の強みである『「多様性」と「蓄積」』とは真逆の方向。インディーズのエコシステムがもっと機能すると良いですね。
ドイツ最大のアニメ・日本文化イベント開催、消費者向けPRをする日本企業の出展も
データ的なところでは「1,500人以上の漫画家や作家」「アニメ・漫画・キャラクターグッズなどを販売する企業約450社」「入場者数は過去最高の18万人」といったところがポイントでしょうか。かなり盛り上がっているようです。
文化芸術活動基盤強化基金を活用した3年間の若手育成プロジェクト「グローバル・アニメ・チャレンジ」発足
文化庁の若手アニメーター等人材育成事業である「あにめたまご」とは異なり、こちらはグローバル想定でスケールが大きいですね。ただ、昔もこういったプロジェクトもあったような気が……。今後に注目しています。
フジテレビとコンテンツベンチャーMETAXがアニメプロジェクト発表、「Dark Machine」
このアニメプロジェクトについてはまだ概要は不明ですが、内容もさることながら、事業面でも新しい切り口を期待しています。Web 3.0に特化したMETAXのような企業がアニメ産業に参入するのは意義深いです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?