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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/8/6 #157

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週はアキバ総研のサービス終了がサプライズでした。WEBメディアはどこも苦労していると聞いておりますが、20年以上続いていたサービスもあっけなく終わってしまいます。紙の雑誌のように「形」としても残らないので、せめてインタビュー記事だけでもアーカイブしてほしいです。


アキバ総研サービス終了のお知らせ

いつもアキバ総研をご利用いただき、誠にありがとうございます。
アキバ総研は、「アニメ&アキバ系カルチャー情報」を発信するメディアとして2002年からコンテンツ提供を続けてまいりましたが、この度、2024年9月30日(月)をもちましてサービスを終了することとなりました。

今まで色々と情報源としてたアキバ総研がサービス終了してしまい、びっくりです。しかも全サービス終了です。アニメ系の総合情報サイトとしては、他と比べると質実剛健というか、実直な印象があり、頼りにしてました。返す返すも残念です。

アニメイベント来場者をプロファイリング セミナーレポート~Animeasure/Interpret社による海外アニメファンリサーチプレゼンテーション

米ロサンゼルスで日本のアニメやマンガなどのポップ・カルチャーに特化した北米最大級のコンベンション「Anime Expo」が7月4日から7日にかけて開催されました。

貴重なレポートです。今のアメリカのアニメ状況→「2024年に向けてアニメの勢いに匹敵するジャンルは他になく、他の海外ジャンルをはるかに凌駕し、アメリカのアニメーションとも張り合っている」。本レポートでは細かいセグメントなども紹介され、最新の海外トレンドが把握できますね。

経済産業省「音楽ビジネス報告書」を深読み アニメタイアップ=海外ヒットという好況への懸念

経済産業省から「音楽産業の新たな時代に即したビジネスモデルの在り方に関する報告書」が発表された。
約80ページにわたる同レポートは、ストリーミングが主流になりつつある音楽産業の構造、SNSでの拡散がヒットの起爆剤となる現状を踏まえて、音楽を巡る状況を分析している。

音楽ジャーナリストの柴那典さんによる、キレッキレの論考。いわゆる「一般アーティスト」によるアニメタイアップも増えました。アニメの海外番販によって、アーティストの楽曲もさしたる「努力」もなく、海外に届けられるようになりました。ただし、タイアップ一辺倒は、日本音楽の強みである『「多様性」と「蓄積」』とは真逆の方向。インディーズのエコシステムがもっと機能すると良いですね。

ドイツ最大のアニメ・日本文化イベント開催、消費者向けPRをする日本企業の出展も

ドイツ・デュッセルドルフで、ドイツ国内最大規模のアニメや日本文化のエキスポ「DoKomi」 が6月28日から30日まで開催された。

データ的なところでは「1,500人以上の漫画家や作家」「アニメ・漫画・キャラクターグッズなどを販売する企業約450社」「入場者数は過去最高の18万人」といったところがポイントでしょうか。かなり盛り上がっているようです。

文化芸術活動基盤強化基金を活用した3年間の若手育成プロジェクト「グローバル・アニメ・チャレンジ」発足

クリエイター等の育成プロジェクトを支援する「グローバル・アニメ・チャレンジ」の発足が発表。本プロジェクトの立ち上げにあたり、プロジェクト発足記者発表会が開催された。

文化庁の若手アニメーター等人材育成事業である「あにめたまご」とは異なり、こちらはグローバル想定でスケールが大きいですね。ただ、昔もこういったプロジェクトもあったような気が……。今後に注目しています。

フジテレビとコンテンツベンチャーMETAXがアニメプロジェクト発表、「Dark Machine」

フジテレビとブロックチェーンゲーム開発やソリューションサービスのMETAX-FZCOが、新作アニメ『Dark Machine』を製作する。

このアニメプロジェクトについてはまだ概要は不明ですが、内容もさることながら、事業面でも新しい切り口を期待しています。Web 3.0に特化したMETAXのような企業がアニメ産業に参入するのは意義深いです。



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