2024年話題になった小説
今年話題になった本のなかから、小説をご紹介。
【トーハン・日販売上1位】
『変な家』
雨穴/著 飛鳥新社 2021
やはり今年はこちらの本がよく読まれていたようです。モキュメンタリーホラー小説というジャンルになるようです。私も怖いもの見たさで読んでみました。ちょっと引っかかる部分もあったりでしたが、サラサラと読めました。『変な絵』も売れてますね。
【第21回本屋大賞受賞】
『成瀬は天下を取りにいく』
宮島未奈/著 新潮社 2023
すごく好みの小説でした。滋賀県の琵琶湖を舞台にしたお話。主人公の成瀬がとても魅力的で、決して奇想天外な話ではないのに、万城目学さんの小説を読んでいるような不思議な気分になる小説でした。最後にはほっこりした気持ちになれます。続編も読んでみたいと思います。
『百年の孤独』
ガブリエル・ガルシア=マルケス/著 鼓直/翻訳 新潮社 2024
こちら長い期間売れ続けていますね。お恥ずかしながら未読です。Netflixが映像化準備をしているとか。好きな映画「ダブルフェイス」の作中でガルシア・マルケスの名前が出てきた記憶があります。来年にぜひ挑戦したいと思います。
【ノーベル文学賞】
『すべての、白いものたちの』
ハン・ガン/著 斎藤真理子/翻訳 河出書房新社 2023
ノーベル文学賞受賞おめでとうございます!韓国文学は『82年生まれ、キム・ジヨン』で止まってしまっているので、こちらも来年挑戦したい1冊。『菜食主義者』も気になっています。
『青い壺』
有吉佐和子/著 文藝春秋 2011
こちらも復刊されてからじわじわと売れてロングセラーとなっている作品。帯や書評で話題になっていったようですね。有吉佐和子さんは大好きで、個人的には『華岡青洲の妻』も好きです。
今年も色んな小説が話題になりましたね。全てを追いかけるのは難しいですが、来年も仕事柄勉強も兼ねて色んな作品を読んでいきたいと思います!