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塾での出来事 嵐の後に…

読んでくださり、ありがとうございます♪

※塾での出来事の3回目のお話になります。
もし良ければ、今までの塾での出来事をご参照くださいね。

https://note.com/cocotime/n/ne2986090c323


塾の入っているビルから出てくる息子の姿が見えました。

私「おかえり。ツイくん。大丈夫?」

ツイ「あんまり…。」

無言の息子と車に乗り込み、帰宅しました。

車中では、特に会話せず。

家に着くと…

ツイ「お風呂入ってくる…。」

私「うん。ゆっくり行っておいで。」

私には、息子が少し泣いているように見えました。

その時、着信が!!
答えを消していたお友達のお母様からでした。

息子とは塾も学校も一緒。お母様とは何回もお話した事があります。

だから…余計に電話に出るのが辛く感じました。

私「もしもし。」

お母様「この度は…本当に!!本当に…ごめんなさい。まさか…!!こんな事するなんて…」

そうだと思います。

何で…⁈こんな事したの⁈という思いで、いっぱいだっんだと思います。

私「うん…。あまり、気に病まないでね。まだ息子とも話せてなくて…なんと言ったらいいのか、私も分からなくて…。」

お母様「本当にごめんなさい…。本当に…。ツイくんにも辛い思いさせてしまって…。」

お母様は泣いていました…。
私も涙が込み上げてきました。

お母様「今から息子を迎えに行ってきます…。しっかり…息子に言い聞かせるから…本当にごめんなさい…ごめんね…。後日、お詫びに行かせてください…。」

私「まだ息子さん、塾にいてるの⁈早く迎えに行ってあげてね。先に電話くれたんだね…」

お母様「ありがとう……本当にごめんなさい。また連絡します。」

気をつけて。と話して電話を切りました。

電話を切った後、お風呂場に息子を見に行くと

息子はお風呂の中で泣いていました…。

私「ツイくん…大丈夫?」

ツイ「うん…。前から、ちょっと思っててん…。書いたのにな…って。消した跡みたいなのあったし…。」

私「そっか…。ごめん。お母さん何も気がついてなくて。本当に、ごめん。」

ツイ「お母さんのせいじゃないよ。それに、僕の気のせいかな!?って思ったりもしてたから、だから、誰にも話そうとは思わなかったし。」

私「うん。でも、ごめん。お母さんがテストとか確認してたら…もっと早く…。」

ツイ「ほんまに。いいねん…。
僕な、答えを消されてたのはショックやったけど、それより終わってから教室で話した時が辛かった。」

私「そっか…。どんな話したの?」

ツイ「あんな…。

『後から塾入ってきたくせに、何で、僕よりいい点数なん⁈ そんなに勉強してないくせに!って思って…答えを消した。』

って言っててん。友達ってなんやろ…。
なんか…悔しい…。つらい…。」

私「そっか…。それは辛かったね…。」

ツイ「もう、今日寝るわ!疲れた~。」

私「そうやね…。明日、学校で大丈夫?」

ツイ「大丈夫。僕はいつ通りにするよ。」

私「いつも通り…そうやね。」

ツイ「うん。おやすみ。」

いつも通り

そう言った息子は、寂しそうだったけど…

不思議と、息子は大丈夫だなって感じました。

翌日、心配していましたが…

学校から帰ってきた息子が、

ちゃんと、謝ってくれたから。
それで終わり。

と話してくれました。

お母様が謝罪に来られて、私の中でも区切りがつきました。

中学受験。塾の仲間はライバルでもあるんですね…

キレイゴトだけじゃ済まない事もあるのか…

でも…私は。

自分の力を伸ばす事で目標を達成して

欲しいと心から願います。


子供でも。大人になっても。

中学受験は全然ゴールじゃない。

これからの長い人生の通過点。

何か目標に向かう時は、自分との勝負。

中学受験を経て…色々と学びとってほしいと思います。

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