ココ

47歳、フリーランス歯科衛生士。 気が向いた時に書いた文章を置いていきます。

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最近の記事

幼い頃の妄想遊び

車や電車に乗っているとき、窓の外を見ながら、ある遊びをするのが好きだった。 高速で流れていく景色の中、屋根から屋根へと飛び移りながら自分の乗っている乗り物と同じ速さでついてくる忍者のようなものを想像する遊び。 これだけ言ってわかる方は、私と同じ妄想族の可能性がある。 全くわからない方のために説明すると、これは脳内でできる、何てことない暇潰しゲームのようなものだ。 車窓から見える建物や街灯、電線や塀の上を軽々と飛び越えながら走る何かを想像して、街中を走らせるというものだが…

    • 好きな男のタイプの話

      好きな男のタイプは?と聞かれたら、3位優しい人、2位イケメン、1位は 一途に愛してくれる人、という感じらしい。 まぁこんなもんだろう。そのへん答えときゃまず間違いないだろうし。 でもなんかこう、フワッとしすぎて分かりにくい気がするのは私だけだろうか? 無人島でも生きていけそうな男。 好きな男性のタイプを聞かれたとき、私はいつもそう答えていた。 自力で食料を調達でき、あるものを工夫して寝る場所を作れて、孤独にもある程度耐えられそうな人なんて、身震いするほど魅力的だと思う。一

      • 忘れられない女

        初めて女の子を好きになったのは幼稚園の時。その女の子のことは一生忘れることはないと思う。 まだコミュニケーション能力が今ほど高くなく、暴れん坊だけど顔だけは天使のように可愛かった幼稚園時代。カトリックの幼稚園だったにも関わらず、私はいじめられていた。何が気に入らなかったのかはわからないが、面と向かってバイ菌扱いされたこともあったから今考えるとエグい。 シスターも先生も、たぶん気付いていながら何もしてくれなかったから、私は今でもキリスト教ってやつを信じられない。 4歳、5歳だろ

        • 忘れられない男たち

          「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」 から始まるみうらじゅんさんのエッセイ。 今日フラりと入ったブックオフで買った本が思いの外、面白くつい自分でも書きたくなったので書いてみたエセ・エッセイです。 いやらしい話かぁと、どのエピソードにしようか散々迷った挙げ句、全然いやらしくない話になってしまいました。忘れられない男話はたくさんあるのでとりあえず複数形で… 暇潰しに、よろしければどうぞ♡ ***************************************