自分の言葉を待つ静かな時間

今日は朝からバタバタしていて、noteを書く時間がとれないなあと思っていた時に、茂木健一郎さんのnoteが目にとまりました。

自分の内側からわきあがってくる言葉を、そのまま外に出していけばいいのである。
そうすれば、自然と自分の言葉になる。
自分だけの言葉になる。
結局、それが、一番遠くまで届く。

ああ、素敵だなあ、と思いました。



茂木さんは、冒頭こう書いていらっしゃいます。

大切なのは、自分の言葉を持つことで、そのためには、参照しないことである。
外に参照すべき資料やルール、枠があると、その中で押し出されてしまう。


わたしは、茂木さんとそれほど年齢が遠くない世代です。
ものを書き始めた頃には、パソコンはありませんでした。
ワープロはあったかな。

なので、昔は「書く」という作業をする時に、
自ずから自分の内側、自分の言葉としか向き合えなかったように思います。

もちろんココロの中には、それなりのルールや枠はありましたが、少なくとも「参照すべき資料」は結構印だけつけて積み上げて、ほうっておいた。

今はパソコンのマルチタスク機能が優れているし、Google様もいらっしゃるので、いろんなものをすぐに参照できてしまう。
参照してしまうと、そちらに関心が向いてしまうので、自分の中の言葉につながることができない。

普段は夢中でいたけれど、
長い時間をかけ、気づかないうちに、
言葉を醸成できない環境のなかに身を置いていることに
改めて気づかされました。


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言葉を遠くに届ける。

遠くにボールを投げるためには、
投げる方向を見定めた後
一旦身を深く沈めたり、そらせたり...と
反対側へと力を溜める動作と時間が必要になります。

それが
資料やルールや枠を一旦脇に置いて、
自分の内側に向かうということでしょう。

投げたい言葉は、
自分の望んだペースで湧き上がってこないかもしれません。

言葉の湧き上がってくるまでの時間。
それは、言葉のない時間。

この、瞑想のような静かで豊かな時間を楽しみながら
言葉を遠くに届けることを続けていきたいなと思います。

今はまだ「遠く」じゃないけどね。


今日も読んでくださってありがとうございます。
自分にやさしくお過ごしください。
あなたのnoteも、豊かな時間とともにありますように。



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