黒を食す日
つくってみた・やってみたnoteマガジンに掲載していただきました。
嬉しいです! ありがとうございます。
彩り豊かなメニュー・・・
とは程遠い、イカ墨パスタを作ってみました。
小さいけれど自分の主張は絶対押し通す、赤い唐辛子ちゃん。
この時まではみんな仲良く、色合い、調和が保たれていました。
次にトマトソースを加えて弱火でコトコト煮込みます。
さあ!みんな一斉に行くわよ!!
ニンニク、玉ねぎ、イカが、真っ赤なトマトの煮えたぎる情熱エネルギーに飲み込まれていきます。
やめて・・・赤トマトさん、強引に僕たちを引っ張るのはやめてよ。
何て弱気な。もっと勢いよく行かなければ世の中に置いていかれるわよ!
いい?あなたたちのためを思ってやっていることなのよ!
真っ赤なトマトさんの少し強引なお誘いに、
困惑気味なニンニク、玉ねぎ、イカ。
小さく切られたから余計肩身も狭く、主張することもできず・・・
勢い良くなんてなくても、それでもいいのに。
僕たちは僕たちのペースがあるんだから。
そこへ暗黒の帝王、イカ墨が登場。
暗黒の帝王イカ墨の有無を言わせないその堂々とした貫禄と黙々と実行に移す力強さに圧倒され、真っ赤なトマトたちの抵抗は虚しく、
あっという間に飲み込まれていきます。
感情は決して人には見せない。
心閉ざし自分の本音を見せることはない黒。
そこへ救世主GIROLOMONI様の登場!
安心しなさい、みなのもの。
1つ1つの大事な味わいを、わしゃ見逃さないのじゃよ。
さあ、ゆっくり私についてくるが良いぞ。
救世主GIROLOMONI様がこれでもかというほどの手を差し伸べ、
ニンニク、玉ねぎ、唐辛子、トマトさんたちは絡みつくことができた。
救世主GIROLOMONI様は暗黒の帝王イカ墨にまで漏れなく愛を与えた。
するとイカ墨の本心が、繋いだ手から少しずつ伝わってくる。
暗黒の帝王イカ墨は、実はたくさんの辛さを経験してきた優しさの塊。
濃厚で波瀾万丈な人生を誰に何と言われようが誤解されても構わない。
傷つくのを恐れたその重たい決断からは、軽い言葉では語り尽くせないほどの、実に味わい深い感情が隠れていたのだ。
ひと口食べるたび、お口の中で広がる香りとトマトの甘酸っぱさ。
そして忘れちゃいけない唐辛子の主張。
イカも玉ねぎも旨みと歯ごたえで愉しませてくれる。
それは誰も真似ができない特別な役割。
黒を食すということはそれなりにずっしり歩んできたストーリーがあり、
決して語られることのないその想いに耳を傾けてあげるということ。
ということで、いただきま〜す🎵
妄想している間にあっという間に出来上がり^^
お口の周りが真っ黒に染められていくのも気にならない程、
暗黒の世界に深くハマり夢中になってしまった一品です!!!
グルテンフリー生活がまた遠のいてしまった・・・😆
心と食
今日はここまで♪
心で感じたことや、心の栄養になることなど、
書きたいことを気ままに綴っていくnoteです。
また次回も遊びに来てくれたら嬉しいです💓
お読みいただきありがとうございました!
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