素直に受け入れられないのはなぜ？

誰かに褒められると、思わず「そんなことないよ」と否定したり、話題をそらしてしまうこと、ありませんか？

褒め言葉を受け取るのが苦手な人には、いくつかの共通した特徴や心理的な背景があります。今日はその理由と、受け入れやすくする方法を紹介します。

褒め言葉を認められない理由

1. 自己評価が低い
自分に自信がなく、「褒められるほどの価値が自分にはない」と感じてしまう方が多いです。

2. 謙遜が美徳だと思っている
日本では謙遜が礼儀として根付いるようです。そのことから、褒め言葉をそのまま受け取ることに抵抗を感じるのかもしれません。

3.  人を信じられない
「お世辞じゃない？」
「陰で悪口を言ってたりして…？」と、相手の言葉の裏を探ってしまう…
人に騙されたり、裏切られたりするとそうなりがち。

4. 完璧主義
自分の中で理想が高く、褒められても素直に受け入れられません。やってもやっても、
「まだまだ足りないよ…」と感じてしまいます。

では、どうすれば褒め言葉を受け入れられるようになるのでしょうか。

1.「ありがとう」を練習する
褒められたら、まずは「ありがとう」と言ってみましょう。それ以上言葉を付け足さなくても十分です。

2. 褒められる理由を考えてみる
相手があなたのどんな部分を見て褒めてくれたのか、振り返ってみましょう。少しずつ自分の良い部分を見つけ、認める練習にもなります。

3. 相手の気持ちを大切にする
褒めてくれる人の気持ちを受け取ることも、コミュニケーションのひとつ。相手の優しさに感謝することで、自然と受け入れやすくなります。「そんな事ないよ」と言ってしまうと…相手の好意を否定する事にも。

4. 小さな成功を振り返る
2.にも通じることですが、自分の良さを認める事が大切です。普段から自分の良いところや達成したことを意識することで、褒め言葉への抵抗感が減っていきます。


褒められた時に「素直にありがとう」と受け入れるのは、最初は難しいかもしれません。
でも、それは自分を大切にする一歩でもあります。少しずつ練習を重ねて、自分の良さを認められるようになりましょう。
そして、相手の言葉を心から受け取れるようになることで、今まで以上により温かな人間関係が築けるようになるでしょう。