どっちが本当の自分?「良い自分」と「悪い自分」

人は誰でも心の中に「こんな自分でありたい」と思う理想の姿があります。親切で思いやりがある自分。責任感があって、何事にも一生懸命な自分。でもその一方で、つい怠けてしまったり、怒りや嫉妬を感じたりする…「自分らしくない」と思う部分に直面することもありますよね。

そこで悩むのが、「良い自分」と「悪い自分」のどっちが本当の自分なの?という問いです。

すべての側面が「自分」

私たちは多面的な存在です。「良い自分」も「悪い自分」も、どちらかが本物でどちらかが偽物というわけではありません。それぞれが自分の一部であり、それを否定せずに受け入れることが自己理解の第一歩です。

たとえば、怒りを感じること。それは自分にとって何か大切なものが脅かされたから起こる感情です。怠けてしまう自分も、体や心が「休みたい…」と伝えているサインかもしれません。「悪い」と思う部分には、実はその人の価値観や必要性が隠されていることが多いのです。

良い面を伸ばすとは?

自分の良い面を伸ばすには、まず自分の良い面をきちんと認識し、感謝することが大切です。
「私は、人の話を丁寧に聞ける」
「私には決断力がある」などと、自分の良い点を意識的に見つけていくと、だんだんとその部分が強化されていきます。

また、悪い面を「直さなければならないもの」として捉えるよりも「自分が向き合う課題」と考えると気持ちが軽くなります。怒りや嫉妬を感じたとき、その根底にある本音を探ることで、新しい気づきが生まれるかもしれません。

自分を大切にするとは

「良い自分」も「悪い自分」も含めて自分自身を認めること。それが「自分を大切にする」ことの第一歩です。他人を大切にするように、自分に対しても優しく、思いやりを持って接してみてください。

自分の良い面に目を向け、それを伸ばしながら、悪い面にも目を背けないで丁寧に向き合うことで、もっと自分らしい人生を歩むことができるはずです。

どんな自分も大切にできていますか?
今日から少しずつ自分との関係を見直してみませんか?

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