呪詛
過去
支配のため
仕掛けられた
言葉
祭事
そういう物事に絡められている状態が多い。
その呪縛は、大きく強まっていく。
何となく知られているだけの、
その風習
その常識
根源は何?
俺に対する最大の呪詛は、約1200年前の始祖にある。
今も一族を苦しめている。
先代たちは、時を横臥した者、争いを繰り返した者、一族で血に血を洗う者、今もなおその影響を及ぼしている。
常識?
風習?
そんなもの、ちゃんちゃらおかしい。
俺は、それらを作ってきた全ての先代たちへ絶縁状を叩き付けているところだ。
それらを重んじる親父に対してもだ。
神社、寺、家、それらはマヤカシだ。
押し付けて、呪縛の中に閉じ込めようとするものだ。
俺こそは、新たなる原始
これから始まる別なストーリーの核になろうと思っている。
全てを絶縁し、個で生き人生を観測している。
そしていつか、この始まったストーリーを断ち切る者が現れるだろう。
それで良い。
呪詛から全てを解放し、次世代へ進むべきなのだ。