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多様性とは何か?個性とは何か?「普通」に苦しめられるとき
日本では「普通」を求められることが多々あるように感じます。
「個性を大事に」って言いながら実際のところは「普通」を求められる。
なんじゃそりゃ!
■みにくいアヒルの子
私は学生時代から、自分の考え方や感じ方が人と違うなぁと思うようなことが多々あり、なんとなく周りに馴染めないというか、異質な感じがあるというか、疎外感を抱えて生きてきました。
周りと違う考え方や感じ方をしている自分はおかしい・・・。
私がおかしいんだと。
まるで「みにくいアヒルの子」
どこにも居場所がない。
この状況って物凄く不安だし、地に足のついていない毎日で、なんとか日々を乗り切っているといった状態。
以前は、「なんで自分だけ・・・」と思っていましたが、今では、私のように感じている人も少なくないんじゃないかなと思います。
■普通ってなんなん?
悩み相談を受けていると、「普通になりたい」「なんで私は普通になれないんだろう」というような声を聞きます。
その度に、「私と同じ気持ちの人がいる」と感じます。
家でも学校でも居場所がない。
社会に出てからも馴染めず辛い思いをしている。
「もっと普通の家庭に産まれたかった」
「もっと普通の感じ方が出来る人間だったら良かった」
「なんで自分は普通に人とコミュニケーションが取れないんだろう」
そんな思いから、自分を責めてしまう。
「普通」って一体なんなんやろう?
どんな状態が普通?
どんな状態が普通じゃない?
おそらく
・愛情ある家庭で育つ
・大多数と同じ考え方や感じ方が持てる
・毎日学校に通って卒業する
・就職する
・親友も含め、友達がたくさんいる
・結婚する
などなど、挙げたらキリがないけど、こういったことが「普通」って捉えられていて、そこから外れると普通じゃない。
そう考えると私は全然普通じゃないっっ(笑)
■普通になる努力
普通になろうと努力したことがあります。
みんなの意見に合わせたり、家庭のいざこざを隠したり、元気なフリしたり、友達たくさんいるフリしたり。
これって、物凄く息苦しい。
だって、本当の自分を全否定してるから。
ある時、「普通になりたい」ってある人に言ったら、「うん、苦しいよね。でも普通になれないやん!個性強いんやから」と。
今となってはその言葉は凄く嬉しい!
本当の私を肯定してくれている言葉やから。
でもその当時の自分はどうしても普通になりたかったんですよね。
そうなることで幸せになれる。
そうじゃないと幸せになれないって思ってましたから。
■普通なんてクソくらえ
私が思うに、「努力する方向性を間違えないこと」が大事だと思います。
努力することって素晴らしいし、自己成長に繋がりますからね!
ただ、嘘の自分で生きることや、抑圧し続けることなどといった努力は、自分の人生を余計にこじらせるだけだと私は考えています。
自分が持っている考え方や感じ方、過去や現在置かれている環境などが、多くの人とは異なることだったとして。
その中にはどうしても物理的に変えられないものもあると思います。
過去とかね。
変えられないものに執着するのではなく、変えられるものにエネルギーを注ぐ。
「変えられるもの」というのは、「自分がこの先どうなっていきたいか?」ということ。
どんな自分になりたいか。
どんな環境で過ごしたいか。
どんなことをするのが楽しいか。
普通がどうとか考えるんじゃなくて、自分がどうしたいかを考える。
「普通になりたい」って強く思うのは、「現状に満足できていない」からだと思うんです。
以前と比べると減りましたが、私も未だにそう感じる時があります。
普通の家庭に産まれてたら・・・ってね。
でも、そんな時こそ方向性を見失わないようにすることが大事。
普通ってなんやねん!
普通なんてクソくらえや!
くらいの気持ちで、方向性を間違えないよう努力しています(笑)