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新学期スタートに向けて知っておきたい!「不登校に影響を与える要因」4つ

文部科学省から「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」も出され、現在注目を集める不登校問題。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1397802_00005.htm


不登校には「影響を与える要因」としてよく挙げられる4つの視点があるのをご存知でしょうか?

今回の記事では、「不登校4つの要因」を紹介するとともに、要因が明らかでない場合もある!というお話も合わせてしていきたいも思います。

不登校に影響を与える要因4つ

①学校生活(勉強、部動、友人関係、教師との関係、進路
②家庭生活(親子関係、夫婦関係、離婚など)
いじめ (友人、先輩や後輩からの無視、からかい、暴力など)
④発達障害(ADHD、LDなど)

※参考
文部科学省「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
不登校の要因のトップ3
家庭に係る状況(37・6%)
いじめを除く友人関係をめぐる問題(27・8%)
学業の不振(21・6%)

①学校生活

学校生活のなかで起きるトラブル……「勉強についていけない」といった学習関係の要因、部活の先輩や仲間、友人や教師などの人間関係がうまくいっていないといった要因です。
周りのクラスメイトから取り残された状態になり、学校に行きにくくなるというケースもあります。

②家庭環境

親子の関係がうまくいっていなかったり、夫婦間の仲が悪く家庭がギスギスしていたりすると、子どもの心は不安定になります。
両親の離婚や再婚といった家庭の変化も、生活環境が大きく変わるため、ストレスを感じて学校に行くエネルギーが低下してしまうこともあります。

③いじめ

クラスメイトから無視されたり、嫌がらせを受けたりすることで、子どもたちの心は深く傷つきます。
いじめの中には、人格やを否定されるようない言動もあり、精神的にも肉体的にも大きな傷を受け、生きていくエネルギーさえ確保できないような状態に陥るものもあります。
いじめが一つの要因となり不登校になった児童・生徒の中には、人と会うことに恐怖心を感じて支援がうまく透しにくいケースもあるほどです。

④発達障害


他者関係をうまく築くことができなかったり、言語的なコミュニケーションがうまく取れなかったりする場合があります。
また、集団で活動できず、友達関係がうまく築けないまま孤立する、といったケースも見られます。

ADHD(注意欠陥多動障害)…じっとしていることが苦手で落ち着きがなくよく動く
LD(学習障害)……ひらがなの覚え、算数が異常に苦手、人の話を聴いたり自ら発言することに難しさを感じる

子どもと関わる中で、このような障害の可能性が少しでも感じられれば、医療機関を受診する等の対応をする場合があります。


どの不登校問題もさまざまな要因が複維に絡み合っていること、お子さん一人一人によって状況も要因も異なることを押さえておく必要があります。

不登校の原因が明確でない場合もある

不登校になると、つい大人はその原因や理由を突き止めて解決しよう!と思いがちです。
しかし、その原因が不明なもの、お子さん自身にもわからないケースも多々あります。

2018年「日本財団」が行った調査を参照してみましょう。

文部科学省の調査と共通して「学業に関する要因」「友だち関係の要因」が挙げられる一方で、こんな回答も多数あります。

「朝、起きられない」
「疲れる」
「学校に行こうとすると、体調が悪くなる」
「自分でもよくわからない」
「学校に行く意味がわからない」

こんなふうに、「理由がよくわからない不登校もあり得る」ということです。

つまり、一番困って悩んでいるのは不登校の子ども本人であるケースもある。不登校が一朝一タに解決しないのはある意味当たり前なのです。

不登校の当事者であるお子さん、保護者とがあせらずじっくり向き合うことが、何よりも大切なことであると言えるでしょう。

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