「正欲」と「夜明けのすべて」
2作品とも、原作小説を読み、映画を観ました
多分書いていくうちにネタバレ含んでしまうかもしれませんのでご注意ください…🙇♀️
この作品たちに共通するのは
生きづらさを抱える人たちがいること
助け合いながら生きていこうとすること
そしてそれが
恋愛感情でないこと
だと思います
「正欲」という作品では、人ではなく水に性的に惹かれるという共通点を持った男女が出会い、偽装結婚し生活を共にしていきます
「夜明けのすべて」では、それぞれパニック障害、PMS(月経前症候群)を抱えた同じ職場の男女がちょっとずつ互いを助け合いながら生きていくお話
両作品とも男女が出てくるのですが、関係性として恋愛に発展しません
人として生きていく上で生きやすくなるよう支え合おうとする
共生関係というか、精神的に繋がっている感じが私はとてもとても好きでした
別に男女だからといって恋愛に発展しなきゃいけないわけではないし、友情的な形で繋がる良さもあるよねって私は思っています
この作品たちに出てくる人たちは、そういう人と出会えたことでより生き心地を感じているように見えるし、人との繋がり次第で人生を良くしていけることって全然あるなあと思いました
一般的、常識的じゃないからとか、普通じゃないからと苦しむことがあっても、身近に少しでも理解してくれる人がいるだけで、ほんの少し人生の温度が温かくなる気がします
小説「夜明けのすべて」の作者は瀬尾まいこさん
映画「夜明けのすべて」は現在映画館にて上映中!
小説「正欲」の作者は朝井リョウさん
映画「正欲」はNetflixにて3月10日から配信されるそう!
小説も映画も素晴らしかったのでぜひ観てほしい作品たちです🌙
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?