お庭づくり #植木の剪定②どんぐりの木
季節は秋から、あっという間に冬へ。町のあちこちに落ちていたどんぐりの実も、小動物がかじったり膨張したりして、割れたものが多くなってきました。昨年も娘とお散歩に出るたび、公園や町の街路樹の根本などで、たくさんのどんぐりを拾いました。幼児との木の実広いほど楽しいものはありません。どんぐり1つ見つけただけで歓喜し、お饅頭のように小さい手で、つるつるしたまん丸の実を一生懸命つまみ上げる様子は、見ていてとてもいじらしく、私もついつい一生懸命になって手伝います。木の実を拾う、ただそれだけの事が、小さな子供にとっては夢の詰まったエンターテイメントなんですね。娘のお手伝いをしながら、自分の幼少期の記憶も蘇って幸せな気持ちになります。
拾って楽しいどんぐりは、遊んでも楽しい。持ち帰ったどんぐりは、おもちゃとして楽しみます。
娘はおままごとが大好きなので、お料理の具材としてよく利用しています。「どんぐりコーヒー」や「どんぐりかりんとう」、「どんぐりドーナツ」など、私と娘で考案した定番メニューがいくつかあります。どちらもビーズやねんどなどと組み合わせて、音や感触を楽しんでいます。
拾って楽しい、遊んで楽しいどんぐりは、観察しても楽しい!
先日、おままごと道具のバスケットをふと覗くと、中にチョコンと小さないも虫がいました。どんぐり虫です。この虫を退治するために、どんぐりを拾ったらまず煮沸するのが定番ですよね。
でも私は、拾ってきたどんぐりを煮沸しないまま、自然のままの状態でおもちゃとして使わせていました。娘にどんぐり虫を見せてあげたかったのです。
たくさんあるどんぐりを一つ一つ確認すると、穴の空いたどんぐりが一つだけ見つかりました。こんな小さい穴からどうやって出てきたんやろう?
実は私こそ、どんぐり虫を実際に見た事がありませんでした。娘のおかげで、私も初めてどんぐり虫を見る事ができました!娘も指でつついたり、興味津々の様子でした。
そんな、遊びの詰まったどんぐりを、ここ古民家の表庭でもたくさん拾う事ができました。
ここに引っ越して間もない頃、表庭の奥の植木をよく見ると、枝の先にまだ青いどんぐりがたくさんついていたのです。調べてみると、アラカシという種類の木でした。どんぐりや葉っぱの形で、案外簡単に見分けられました。青々とした実をまじまじと眺めながら、この木を残そうと決めました。
お庭にどんぐりの木があるなんて素敵すぎる!
とはいえ、例によってアラカシも伸び放題。わさわさに茂った状態だったので、どんぐりが落ちるのを待ってから剪定することにしました。
表庭のシンボルツリーとして大きめに残したいと考えていたのですが、いざ剪定を進めて行くと、思った以上に内部に枝が密集していて、一部は腐ってしまっていました。徒長しすぎて敷地の外に飛び出した枝もあり、思い切って強剪定をする事にしました。
剪定は、先日のサザンカが初めての経験です。本を見て勉強したものの、分からないことだらけです。切る位置はこれで正しいのか…一本一本ゆっくり考えながら切ってはいくのですが、果たして適切に進められているのかどうかは全く分かりません。育児と同じで、本の通りにはできない事もあります。先生がいれば、早いのでしょうが…ともかく、まずはやってみないと何も始まりません。少しずつ勉強していきたいです。
今回も選定後すぐ、切り口に保護剤を塗りました。
実はサザンカの剪定をした時に、南天と一緒に人差し指と中指を切ってしまいました…。刃先が指に当って「アッ!」と思った時にはもう勢いがついてて、止められませんでした。ゴム手袋をつけていましたが、全く無意味で…ノコギリ、あなどるなかれ。縫うほどではなかったですが、けっこう深く切ってしまったので、年が明けても傷はまだ癒えていません。くわばらくわばら。
サザンカの選定は昼食も取らずにぶっ続けでやったので、注意散漫になっていたのかもしれません。今回はその失敗を活かして、休憩を取りながら少しづつ慎重に作業をしました。
ぱんぱかぱーん!無傷で剪定を終えました!写真の右側をみてください。こんなにたくさんの枝を切り落としましたよ。もったいないようにも思いますが、これで枝全体を風が通るようになって良いはずです。
あたたかくなって新芽が伸びだしたら、どんな風になるかな。秋にはまたどんぐりがたくさんなるといいな。とても楽しみです。
#スキしてみて #丁寧な暮らし #持続可能な暮らし #スローライフ #シンプルライフ #心のお手入れ #暮らしの記録 #暮らしのこと #暮らしごと #古民家暮らし #古民家リノベーション #庭 #家庭菜園 #畑のある暮らし #古民家育児 #ここ古民家