渡良瀬橋を見に行った話
県外から自宅に戻るために高速を走っていた時、運転していた夫が「今、渡良瀬川の上を走っているよ」と教えてくれた。
私「それなら渡良瀬橋を見に行きたい!」
小4息子「そんな橋はいいから早く帰りたい!」
『渡良瀬橋』の歌を知らない息子と私の親子ゲンカを聞きながらも、夫は高速を降りて渡良瀬橋に連れて行ってくれました。感謝😌
渡良瀬橋に着くまで、息子に『渡良瀬橋』の歌を聞かせ、無粋ながらも歌の解説までした。これで息子も橋見学を楽しみにしてくれるのではないか、と思いきや、渡良瀬橋に着いた時には息子は寝ていました…。
渡良瀬橋ね、想像ではもっと小さい橋かと思っていた。
でも、なんてことない平凡な橋と川が、不思議とキラキラして見えて、森高千里の歌の力ってすごい✨と感動。歌を知らなかったら、ただの平凡な風景なんだろうに、歌を知っていると、物語を感じさせる情緒あふれる風景に変わる。
なんだか、辺り一帯の景色に魔法がかけられているような感じがしました。
そこから先のドライブは、私一人で『渡良瀬橋』を熱唱し続けましたよ。もちろん。
森高千里ファンの夫に、歌い方が違うだの歌詞が違うだの言われながら、何度も何度も歌い直したのも良い思い出。
私「電車に~乗~られ~♪」
夫「違う。電車に乗られてどうするんだよ」
私「河原にす~わり♪」
夫「すわらない。河原におりるの」
などなど。
一度は行ってみたかった渡良瀬橋。
でも、ちょっとイメージとは違った渡良瀬橋。
でも、そのイメージのずれも含めて、良い思い出。
「橋を見に行きたくない」と言う息子の反対を押しきって、渡良瀬橋へと連れて行ってくれた夫の気持ちが嬉しかったから、その嬉しさも含めて、良い思い出です。