エッセイ#04 思い出のカウンター席で
今、代官山TSUTAYAのラウンジにて、noteを書いています。
アメリカから、日本に一時帰国中なのです。
代官山TSUTAYA、とりわけ、
2階にあるラウンジAnjinのカウンター席は、とても思い入れのある場所。
私は、7,8年前まで東京に住んでいて、
当時、徒歩圏内にあった代官山TSUTAYAに、毎日のように通っていたのです。
久々に訪れると、
思いのほか変わっていなくて、びっくり。
うん、懐かしい。
運よく、当時の私が好んで座っていたカウンター席に通された。
昔の私がいつも座っていた席。
昔の私が見ていたのと同じ光景が目に入る。
タイムスリップしたみたいな、不思議な感じ。
けれど、
今座っている私は
昔座っていた私とは違っている。
結婚したり、海外に移住したり、
当時の自分には想像も出来ない変化をしたのもあるし、
なにより、一人の人として、
大人になったなぁって思う。
昔の私より、人の痛みがわかるようになった。
昔の私より、自分のことを
周りの人のことを愛せるようになった。
許せるようになった。
しんどい思いも沢山したけれど、
その分いらないものをたくさん手放して、
本当に大切なものがわかるようになった。
軽やかに、
本来の私らしく生きられるようになった。
それに、ちゃんと夢見て生きている。
ちゃんと自分に素直に生きている。
今が一番楽しいと思えている自分、
素敵に大人になれているのかも...
そんな風に思えて、少し誇らしくなった。
また、
この場所に定期的に戻ってきたいなと思う。
その時にはいつだって、
昔この場所に座っていた私に、
胸を張れる私でいたい。
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