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いのっちの手紙

本の感想です。
「いのっちの手紙」という題名で、坂口恭平さんと斉藤環さんが手紙のやり取りという形式で、対談をしています。

斉藤環さんはオープンダイアローグという手法を広げようと活躍されてる精神科医です。
坂口恭平さんは色々やられてますが、電話番号を公開して、死にたくなったら電話していいという活動で有名な方です。

同僚に坂口恭平さんを勧められて読んでみましたが、面白かったです。
色々感動した箇所がありました。自分なりの解釈ですが、
①生きる喜びとは創ることだ
②毎日の鍛錬を続けて習慣化すること
③習慣化できるような時間、空間、流れに自分を置くこと
これらが本から学べたことでした。

実は、絵を描くようになったのもこの本がきっかけです。毎日続けて習慣化しようと思います。

他にも、斉藤環さんの言葉だったかな?
「私たちはいずれ死んでしまう存在同士であるが故に、適切な聞き手になれる」
「どうすれば良い流れを生み出せるかを考えながら治療する」
というのはとても参考になる表現でした。
治療家はついつい自分がなんとかして治してやろう!と力を入れすぎてしまいます。
そうではなく、良い流れを患者と一緒に作っていくことを心がけようと気づかせてくれました。

面白かったです!
おしまい

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