「油断」という言葉の由来について
どうも、こんにちは。
「注意を怠ること」という意味を持つ言葉に「油断」があります。
注意を怠ることと、油には直接関係がないような気がするのですが、なぜこのような言葉が生まれたのでしょうか。
調べてみたところ正確な由来はわかっていないのですが、有力な説があったのでご紹介いたします。
仏教の経典から
涅槃経(ねはんぎょう)という仏教の経典にはこのような説話があります。
ある王様が家臣に油の入った鉢を持たせ「一滴でもこぼせば首をはねる」と命じました。
かなり無茶振りですが、その家臣は注意深くその鉢を運び、ついに一滴もこぼすことはありませんでした。
この説話より、注意深く行動することにより油を断つことがなかったということから「油断」という言葉が生まれたとされています。
当時は油が大変貴重なものだったためこのような説話が生まれたと考えられています。
以上、油断の由来についてでした。
それでは、さようなら。