力の抜き方がわからない
今日はタイトル通り「力の抜き方がわからない」ことについて書いてみたいと思います。私は辛いことは極力避け、嫌なことがあったらさっさとその場から逃げ出し、お気楽人生だけを望んでここまで生きてきました。
その甲斐あって、ストレスらしいストレスというものはここ何年ほぼ感じていません。
なのに、マッサージに行けば「かったい!これ、辛くないですか?」と言われるし、鍼に行けば「呼吸が浅いですねー」と言われるし、極め付けにスリランカのカリスマ足ツボマッサージ師に、「常にすごく緊張しているよ。心にあるものをちゃんと吐き出したほうがいいよ。」と言われる有様。
心にあるものと言われても本当に思いつかないし、それはつまり緊張のぬき方もわからないということですよね。定期的にヨガやピラティスに励み、鍼やマッサージにせっせと通い、犬の散歩のため毎日1時間以上山歩き。これ以上何をすれというのか。
ただ、最近思うのは、「これをしないと健康を損なう」とか、「これさえしていれば安心」、という理由で健康活動をするのは、私には良くないなということ。力みが生まれるのです。ヨガやピラティスで学んだ呼吸をするときも、私はちっともリラックスせずに長ーい時間吸ったり吐いたりしていました。
朝ごはんを食べずに生姜紅茶だけ飲むとか、足を冷やさないよう靴下を重ねて履くとか、お肉はあまり食べずに野菜をたっぷり取るとか、今までありとあらゆる健康法を必死にやってきました。それほど健康を求めていたということですが、体はむしろ必死すぎて力みっぱなしになっていたかもしれません。
何度も書いてあるとおり、今私は右脳の活性化に興味を持ちまくりなのですが、右脳はリラックスしないと上手く働いてくれないんですって。右脳を活性化するためには何をすればいいのかな?なんてネット検索をする時、もうそれは左脳優位になっているそうです。それよりボーッと今を味わうほうがいいらしい。
最近「骨格ボディーメイク」という、骨格を正しい位置に導いていくという目から鱗のメソッドを知りました。少しセルフワークをするだけで姿勢がどんどん変わっていくので、「毎日30分やってみよう!」などと早速思いました。でもこのメソッドを開発した三木まゆみさんは、毎日やらなくても良いし、頑張りすぎないでください、と事あるごとに言います。
さあ、頑張ろう!と意気込んだ時点で、体は緊張したり硬くなったりするらしく、体がリラックスした状態じゃないと骨は動いてくれないんですって。呼吸も楽な自然呼吸でお腹は硬くしないでください、とのこと。(他の運動はそれぞれに合った呼吸法があるので、この限りではありません)
最近興味を持つものが口をそろえて、私に力を抜け、と伝えてくるような気がします。「これをやらなきゃ」という価値観を外して、良さげなことは程々に試し、味わい深い日常をただ生きていく。そうしたら少しずつ力抜けていくかなー。その先に憧れてやまない、子供のようにすっきりした青空みたいな体が待っているのかなー?