1日は25時間ある
1日は24時間。
それがこの世界を取り巻く、基本的なパラダイムである。
たしかに時計の針をよく眺めてみると、それは一定の速度で、進んでいるような気がする。
しかし時間は、実際には、伸びたり縮んだりする。
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「やりたいんだけど、時間がなくて…」
という言い訳をする人がいる。
あえていい切ってしまうが、この言い訳は基本的に間違っている。
時間は、ある。
時間はあって、その人には「それをやる気がない」のである。
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時間は、所与のものではなく、各々が作り出していくものだ。
会社にも、涼しい顔でものすごい量の仕事をこなす人と、一生懸命なのに全く量をこなしていない人の2種類の人間がいる。
両者の差は、なんといっても時間の使い方からきている。集中力が、違う。
人は、ちゃんと意識しなければ、なんとなく仕事や雑務をこなしてしまう。帳尻は一日の終わりにきて、「時間があればやりたいな」とぼんやり考えていたことは何もできず、そのまま眠りについてしまう。
それではダメなのだ。時間は作り出さなければ、どんどん減っていってしまう。
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鍵は、集中力にある。集中力においては、ウィルパワー(意志力)の考え方が重要だ。
ウィルパワーは、意思決定するたびに減っていく。
よって、集中力を強化するには、大きく二通りの方法がある。
1. ウィルパワーの総量を増やす
2. タスクを習慣化し、ウィルパワーを温存する
ウィルパワーの総量は、いい姿勢を心がけたり、適度な運動をしたり、自分にとって集中できる環境を作り出したりすることで、増やすことができる。
また、タスクの習慣化も大切だ。例えば、「食器はすぐに洗う」という習慣を作ることで、「いつお皿を洗おうかな…」とモヤモヤとした潜在意識の悩みがなくなり、ウィルパワーを温存することができる。
前述した「ものすごい量の仕事をこなす人」というのは、本能としてわかっているのか、こういったウィルパワーの使い方がものすごく上手い。結果として、持っている時間の量が、他の人より多くなる。
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「時間がないので出来ない」と言い訳する人は、大抵の場合、時間がないのではなくて、時間の使い方が下手なだけである。
結果として、やる気が出ないだけである。
それを本気でやりたいと思い、集中して日々のタスクに取り組むことができれば、あなたの時間はどんどん増えていく。
そうして1日は、25時間にも、26時間にもなるのだ。
▼参考文献
・自分の時間
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・自分を操る超集中力
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