相手のモチベーションを高めるには
こんにちは!
社交的な人見知りです。
これまでのご経験の中で、よかれと思って褒めたのに、
相手の反応が悪かったという経験はないですか?
実は伝え方によって、
相手のモチベーションを高める場合と、下げてしまう場合があるんです。
そのポイントが「褒める」と「認める」の違いです。
この違いがわかると、ぐっと相手の関係が深まります。
今日はそんな話をしたいと思います。
”褒める”と”認める”の違い
まず、褒めると認めるはどのような違いがあると思いますか?
褒めるというと、
「偉かったね」「凄かったね」「よかったよ」「上手いね」などの
言葉が浮かびませんか?
褒めるは、ある立場の人から見た評価であり、上下関係での言葉なんです。
上司から褒められることはあっても、部下が上司を褒める、というと少し違和感がありますよね。
また、評価ということから、何かを行った結果についての良し悪しに対する言葉でもあります。
そして認めるとは、語源が『見て、止める』ということから来ています。
認めるとは、ありのままを受け止めること。
つまり評価判断比較をしないということです。
3つの認める
実は、認めるには、3つの種類があります。
これを理解して使い分けることで、相手のモチベーションを高めたり、相手との関係をより深めることに繋がります。
1.存在承認
その人の存在自体に敬意・感謝を示すこと。
例えば挨拶をする。笑顔を向ける。名前を呼ぶ。興味関心を示す。
気遣う。誕生日を覚えている。相談する。「いつもありがとう」と声を
かける などです。
2.行動承認
結果に関わらず、行動したことや行動しようとした意欲を認めること。
例えば「頑張ったね。」「よくチャレンジしたね」などの声がけです。
3.結果承認
結果や功績について好意的な評価をする。
例えば「業績が上がった」「100点を取った」「優勝した」という
結果について「よくやった!」と褒めることです。
バッサリ髪を切った友人に一言いうとしたら、こんな感じです。
髪を切ったんだね!・・・存在承認
よく思い切ったね!・・・行動承認
かわいくなったね!・・・結果承認
相手のモチベーションを高めるには
この中で、一番モチベーションを高めるのは存在承認です。
なぜなら、髪を切ったことにすら気が付かないことが一番よくないからです。笑
次に行動承認。
チャレンジしようとした相手の内面を認めることで、勇気を出してよかった。またチャレンジしよう!と意欲を高めることにも繋がります。
そして、モチベーションを下げてしまうのが結果承認です。
もちろん、褒められることは誰でも嬉しいと思います。
ただ、結果ばかりを褒められるとどうなるでしょう?
例えば
「え、じゃあ髪を切る前の自分はどうだったのだろう。」と考えてしまったり、髪を切った結果について本人が気に入っていない、またはイメージと違った場合は、他の人から褒められても気分は上がらないのではないでしょうか?
子どもに対しても結果承認(お手伝いをした時・テストでいい点を取った時)だけをしていると、
「テストで100点でなければ褒めてもらえない」
「お手伝いをしていない自分は悪い子なのでは」
と自己肯定感を下げてしまうかもしれません。
ありのままを認めよう
承認するには、普段から「観察」していなければできません。
見つけようとしなければ見えてこないんです。
私たちは赤ちゃんの頃、何でも認めてもらっていたはずです。
命があるだけでいい。
ミルクをよく飲んだ。
うんちをした。
笑った。
寝返りをした。
立った。
歩いた。
今では当たり前になってしまっていますが、
私たちは存在しているだけで、十分なはずです。
一人で起き、着替え、遅刻をせず仕事へ行く。
物を食べ、生産者や流通を活性化させ、税金を払う。
誰かと話をする。
自分の趣味に没頭する。
どれも素晴らしいじゃないって思うんです。
明日、朝起きたら家族におはようって言いましょうよ。
今日も生きてるなって。
気分よく生きるのが一番じゃないですかね。
ではまた^^
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