会社員がコーチング学んだら人事評価がモヤッとするようになった話
ボーナスの前は必ず人事評価があって、自分の上司や会社からどう思われているのかを知らなければならない。
なんだろう。ちょっと憂鬱な感じ。
もっと若い頃は、評価面談とか人事評価がそこまで苦ではなかった。
ちょっと自意識過剰だったし、人からどう思われるのか気になる年頃。そして、上司との面談で自分の考えを話すことも楽しく感じた。
2022年春から1年かけてコーチングを学んだ。
コーチングっていわゆる目標達成の手助けだけではなく、目の前にいるクライアントの可能性を全力で信じ、称え、すでに満たされている存在であることを伝えていくものだと、私は解釈している。
だからこそ、会社の人事評価に違和感を感じるようになっているのかもしれない。
会社が求めている人物像って、ざっくりいうとこんな感じ。
業績評価のような明確な結果ありきの評価は必要だと思っている。
営業職であれば、営業成績のような数字は事実であるし、諸々の改善率や費用削減なども客観的事実というか、会社員として働いている以上、評価軸となるのは全うだと思っている。
ただパーソナリティというか、人間性みたいな部分にも触れてくるような評価軸には少し敏感になってしまう。
会社が求める人物像は、確かに一般的に仕事ができる人の条件だと思う。
こういう人が会社にいたら、業績があがりそうな感じ。
でも、そこを目指そうとは思わないし、皆が皆、そこを目指さなくても良いのではないかと個人的に思っている。
例えばだけど、こんな考え方もある。
◇積極的に発言をしている。
→積極的に発言はしていないかもしれないけど、人の話をしっかり傾聴していて、必要な時にちゃんと発言をしている。
◇積極的にアイディアを出している。
→自分からアイディアを出すタイプではないけれど、誰かがアイディアを出すためのデータをたくさん集めてくれる。
◇周りに影響を与えている。
→影響を与えている訳ではないかもしれないけど、そこにいるだけでなんだか安心感がある。
◇周りを牽引している。
→誰かが困っているとすぐに気づいてサポートしてくれる。
◇コミニュケーションを活発にしている。
→何か重要なことがあるとすぐに伝達をしてくれる。相手が理解しやすいように端的に文章でまとめて伝えてくれる。
こんな風に、
その人らしさとか、その人が周りに貢献している部分って決して一元的なものではなく、多様的なもの。
1つの評価軸で「できている・できていない」と判断するのは、人の可能性を潰しているような気がするし、なんだか勿体ない。
やっぱり会社からの評価って、なんだかんだで自分に対しての影響力も大きいから、評価によって一喜一憂するし、自己肯定感にも関わってくる。
私も、上司や会社にパーソナリティを批評されると、割り切るのは難しく、モヤっとすることもある。
私は人の可能性や、その人の魅力や良さを広い視野で見ていきたいし、自分に対しても、そうあり続けたい。
なんだかモヤっとするこの感情を味わいながらも、どう在りたいのか模索してみる。
会社員として、いち人の可能性を信じるコーチとして。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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