【18】 思考のプロセス〜その3〜
マインドの3つの機能のうち、「意識」と「無意識」について解説してきました。
今回は、3つ目の機能「創造的無意識(creative subconscious)」について扱います。
創造的無意識とは、「問題解決、思考、概念化、アイデア、理論、独創的な力を導き出すために働く心的作用の源」のことです。
今までになかったアイデアや問題解決の方法を「ひらめく」ように働く部分といってもよいかもしれません。
創造的無意識は、私たちの「無意識」にあるリアリティと現実の世界が一致するように働いています。
もし両者が一致していれば、その状態を維持するように働きます。一致していなければ、両者の矛盾を解決するように働きます。
そして、「無意識」のリアリティと現実の世界が一致している状態を維持する、あるいは両者の矛盾を解決するためのエネルギーを生み出します。これはモチベーション/動機づけともいうことができます。さらに、「目標」に向かうようにしてくれます。
このようなクリエイティブな機能をもっている創造的無意識を上手に使うことが、大きなゴールを達成し、問題を解決していく上で鍵となります。
わたしたちは、多くの場合、意識的に工夫して問題解決をしようとしています。もちろん「意識」にも重要な役割があります。しかし、私たちがゴールを達成していったり、問題解決をしていくには無意識、とくに創造的無意識の力を引き出すことが不可欠です。
ゴール設定、アファメーション、ヴィジュアリゼーションといった様々なコーチングの方法論は、創造的無意識の力を引き出す方法論とも言えます。
創造的無意識の力を引き出すことで、達成する方法がわからないほど大きな目標を実現していくことができるようになります。
これから数回にわたって、創造的無意識について詳しく見ていきたいと思います。
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