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良い意味で図々しくなろうと頑張ってみた結果

ずっと、何事においてもグイグイ行くことが苦手な人間だった。唯一グイグイ行けるのは満員電車に乗る時だけ。物理的に無理やり入り込んでいくのは大得意なんだけど、心理的にグイグイいくのが全然できなかった。

例えば、初めて会う人を目の前にすると、頭が真っ白になって自分から話せなくなってしまったり、参加してみたい企画も、「私なんかにできるわけないよな……」と諦めてしまったりして、全然グイグイいけない。この図々しくいけない性格が災いして、就職も大失敗してしまった。

会社を辞めてクラウドソーシングサービスに登録してからも、なんのスキルも実績もない私が「提案」なんてできるわけがないと思い、登録してからしばらくは放置していた。でも、会社に属さずに生きていくためには、良い意味での図々しさは必須になってくる。生きていくために、一歩踏み出さなければならなかった。

手始めに誰にでもできそうな仕事に提案していくことにしたけれど、誰にでもできそうな仕事は当たり前だが人気が高く、最初は全然仕事が請けられなかった。仕事を請けられるようになってからも、誰にでもできそうな仕事ばっかり選んで、やっていくうちにスキルがついていくような仕事には一切提案しなかった。

今メインで仕事をさせていただいている会社に声をかけていただいてからはしばらくクラウドソーシングサービスからは離れていたけれど、今お世話になっている会社にも図々しさを出せなかった。

今お世話になっている会社と初めて面談をしたときに、社員登用もあるという話を聞き、正直すぐにでも社員になりたいという気持ちだったのだが、「一回就職に失敗している私がそんなこと言うのは申し訳ない」と思ってしまって流してしまった。

これじゃダメだなって思って、最近は良い意味で図々しくなろうと頑張っている。

具体的な行動としては、自分が請けられるわけないと怖気付いていたナレーションの仕事にたくさん提案してみたり、是非社員になりたいですっていう気持ちを伝えることに成功したり。一番最近だと、ライティングのお仕事に提案して見事お仕事をいただくことができた。

良い意味で図々しくなってみたら、今まで"できるわけないと思い込んでいたこと""やればできること"になって、少しずつ自信がついてきた。その自信がまた次の図々しさにつながっていって、どんどん好循環を生んでいる。最初は勇気が必要だったけど、今では良い意味で図々しくなろうと頑張ってよかったと思う。

少しくらい図々しくなったって、別に何もデメリットは生じない。むしろメリットしかない。提案だって、できるかできないかは向こうが判断することなんだから、私が身を引く必要なんてないんだ。

これからも良い意味での図々しさを持って、頑張っていきたいと思う


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こ林
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