数年ぶりのインターステラーがギャグ映画に見えてしまった件
-ネタバレしてます-
知人2人と夜ご飯を食べ終わり、ちょっと映画観ようよという雰囲気に。(居間におNEWのスクリーンとプロジェクターが設置されていた)
二人とも口を揃えて見たことがないと言うので、
「いや〜インターステラーを初めて観た時の感動と頭が沸騰するような興奮を知らないなんて…!今日の君たちは本当にラッキーだね〜!!」
という感じでゴリ押し再生。
この大画面で観るのに実に相応しい映画だな〜と私も5、6年ぶりの鑑賞を心待ちにしていたわけです。
それは思いがけないタイミングで
物語の中盤、ワームホールを無事通過した一行がようやっと1つ目の星に辿り着きましたよね。この星での1時間は地球の7年という驚愕のタイムラグ。時間も燃料も無駄は許されないという伏線がばっちり張られて緊迫したシーンが続きます。
ハンス・ジマーの音楽も相まって、
かなり没入する私。
そして、ブラント博士が大津波に飲まれそうになる!引き返せって言ってるのにどんどん奥行くじゃんダメ…!
TARS助けに行けっ…!
ここで知人の一人が吹き出しました。
え?ここで?今笑うところ??
どうやらTARSの前進の仕方にツボったようです。
その後、TARS/CASEが疾走する度にシュールな空気感が拭えなくなりました。
とうもろこし畑暴走とかもね…
そこから私もなんだか4次元くらいに飛ばされちゃったみたいで。
あんなに食料が大事って話してたのに
ピックアップトラックで…ああ…
あとは、ブラント博士が懸命に解く愛のパワーも心に響きません。
ブラント博士「私の恋人に会いたいという気持ちは間違ってるの?!」
クーパー「間違いだ」(即答)
あったり前や!!大の科学者が!人類の命運を背負う人が!そこで冷静になれなくてどうすんねん!!
極めつけはクーパーのとんぼ返り。
ようやく長い長い任務を終えて生還したというのに。
念願の娘に再会できたというのに。
いや、そこなんでクーパー自身が(しかもバレないようにコソコソ宇宙船パクって)救出しに行かなあかんねん!他の人でええやろ!!
心の中のダイアン津田さんが叫ぶ。
個人的に映画のストーリーや演出の揚げ足を取ることは野暮だと思うので、そういった矛盾も含めてその映画の面白さだと思っています。
(言わずもがな、その時代の最新の科学や物理を圧倒的リアリティで映画に取り込み且つ素人にも分かるようにナチュラルな説明パートを織り込むクリストファー•ノーラン監督の手腕たるや…!)
計らずも、今回ギャグポイント見つけてしまいましたが、関係各所とファンの方々に怒られそうなので、このあたりにします。
すべては私の知人が最初に吹いたせいです。
IT'S NOT MY FAULT。
まとめ
・一緒に観る人で180度見方が変わることってあるんだね。
・一応、知人は鑑賞後色々食らってた様子。面白かったですとのこと。違うの、そうじゃない。
・改めて見るあるあるの本作の豪華キャストっぷり。マッケンジー・フォイちゃんいつまでもフォローします。
ここまで読んでくれた方、どうもありがとう!
明日いい日になりますように!