ストレイテナー The Ordinary Road Tour 広島公演 ライブの感想とセトリ
前置き
2月に行われたSilver Lining Tour広島公演以来、9カ月ぶりにテナーのライブを見た。
一応セトリネタバレ注意なのだが、ストレイテナーはツアー中もばかすかセトリを変えていくので、もう最早ネタバレとかいう概念はない(?)のかもしれない。
セトリ
※セトリはガチ勢の方のものを引用させていただいた🙇🏻
感想
1曲目は新譜から『リヒトミューレ』でスタート。
続いて、『群像劇』。
アウトロのOJのギターがとにかくめちゃくちゃかっこ良かった。
CD音源だとフェードアウトされるからね……。
そこから『原色』〜『Silver Lining』〜『PLAY THE STAR GUITAR』と、(『Silver Lining』は近年の曲のため、ポジションが若干異なるかもしれないが)「ワンマンでも毎回はセトリには入らないけれども、ちょうど聴きたかった割と有名どころの旧譜楽曲」が立て続けで披露される。
旧譜からの楽曲チョイスが絶妙!!!
原色もスタギタもそろそろ聴きたかったんだよ〜。
そしてスタギタからの新譜曲『工場夜景』。
個人的に新譜で一番好きな楽曲。
活動初期っぽい雰囲気の楽曲ということもあり、スタギタからのつなぎに違和感が全っっっ然ない。
リリース時期が19年飛んだとは全く思えないね。
お次は、『Stilt』。
個人的にライブで聴いたのは初めてかもしれない。うれしい!
いやーーースタギタ→工場夜景→Stiltは流れが良過ぎるぞ。
さっきから「流れが良い」しか言っていないけど、マジでセトリが良いんだよこれが。
ここで新譜から『ヨネダ2000Zero Generation』。
「やっと新譜曲だー」と思ったけど、『工場夜景』新譜曲だったわ。あまりにも旧譜曲に溶け込み過ぎている……。
そしてひなっちの超絶スラップがクアトロに鳴り響き、『KINGMAKER』へ。やったー!!
会場も爆盛り上がり。
マジでひなっちの指ってどうなっているんだろうね。
この曲は、ひなっちスラップがすげぇのはもちろんなんだけど、間奏でOJがギターをガシャガシャし出す(楽器弾けないリスナーによる強引な表現)ところもめっちゃかっこいいんだよな。
あとクライマックスに向かって、シンペイさんのドラムがどんどん力強くなっていくところも、すごくテンションが上がる。
この勢いのまま『Super Magical Illusion』へ。
ノーMCのノンストップで、観客のテンションもブチ上がっていく。
ひなっちのスラップが映える曲が続くねぇ。
まだまだ行くぜお次は新譜の英詞曲『Exelion』。
セトリの中にうまく新譜曲を混ぜ込むのがうま過ぎる……!
ここで『TRAIN』。『TRAIN』!!???
飛ばし過ぎだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たのしーーーーーーーーーーーーーーーーー(語彙力)。
さすがにホリエアツシ(なぜかフルネームで呼びたくなる)は汗だくだった。
シンペイさんが「MC!!!」と叫び笑、やっとMCタイムに突入。
3,4曲目あたりで、お決まりの「俺たちストレイテナーって言います」宣言はあったものの、なんとスタートから12曲連続で演奏し続けたらしい。
「個人的には、『KINGMAKER』と『Super Magical Illusion』の間にMCを入れてほしかった」とシンペイさん。そりゃそうだ笑。
皆さんライブ当日は、特急やくもに乗り込み早朝に米子を発ったようで、お疲れの様子。
OJは、朝から酒をあおって列車内で爆睡しようと思ったものの、ラスト30分しか寝られず。
OJに限らず、メンバー全員最後まで演奏そのものには全く影響はなかったものの、終始MCでの様子がずっと変だった笑。
25周年イヤーが終わってもライブに来てくれる観客に感謝を示しつつ、シンペイさんが「俺たちもいよいよCAVE-BE(キャパ200のライブハウス)かなーと思っていた」と冗談をポロり。
いや、私きょうの整理番号270番だから!!!入れなくなるから!!!!笑
次の広島公演もクアトロでお願い申し上げます🙇🏻
MC後は新譜のチルコーナーというのに、なぜか観客を煽って盛り上げるひなっち笑。
気を取り直して、チルコーナー『インビジブル』〜『パレイドリア』〜『雨の明日』へ。
とても個人的な話になるが、私は大学時代に大きく音楽の趣味嗜好が変化して、ポスト渋谷系、アキシブ系の音楽に傾倒した。
そのため、中高時代に好きだった日本のロックバンドの楽曲を今はほとんど聴かなくなっている。
しかし、ユニコーン、東京事変(椎名林檎)、そしてストレイテナーの3組だけは今現在も私の中で生き残り、アルバムを買ったりライブに行ったりしている。
邦ロックをあまり聴かなくなった私の中でテナーが生き残り続けている理由として、激しい楽曲だけでなく、チル系の楽曲もコンスタントにリリースしているという音楽性は非常に大きいと思う。
新譜の10曲という少なめの曲数中で、こういった聴かせる楽曲を3曲もしっかり入れてくる部分が、やはり他のバンドにはないテナーならではの大きな魅力であると、改めて強く感じた。
『雨の明日』が終わり、シンペイさんが「ヨシッッ‼︎シャア‼︎」と明らかに大声で気合いを入れ始めたので笑、チルタイムが終わったことを察する。
そうして披露されたのは、『叫ぶ星』。
いやーー選曲が絶妙(n回目)。
チルタイムから徐々にまた盛り上げていく1曲目にふさわしいいい選曲だよ〜〜。
そして新譜から『COME and GO』。
正直なところ、ファーストインプレッションは「最高!!!」という感じではなかったのだが、アルバムを1曲目から再生するたびにどんどん好きになっていった、まさに“スルメ的楽曲”。
きょうライブで聴いて、また大好きになってしまった……!
ここから聴けてうれしい『シーグラス』〜『Braver』が続く。
名曲はなんぼ聴いてもいいからね。
『Braver』でクラップしながら、「『Braver』からの『Skeletonize!』って、雰囲気的に流れが良さそうだよな〜。どっちも漫画のメディア化タイアップが付いているしね〜」となんとなく思っていたら、本当に来たぞ!!!この流れで『Skeletonize!』が!!!!
アルバムのオフィシャルインタビューで、
とシンペイさんとひなっちがおっしゃっていたが、まさしく『Skeletonize!』は私にとって一度聴いて即「好き〜〜〜〜♡」となった楽曲だった。
ライブはね!!!音源の数千倍かっこいいよ!!!!最高!!!!!
まだライブで『Skeletonize!』を聴いていない人は、覚悟しておいてほしいね!!!
『Skeletonize!』終わりででシンペイさんから、「これで終わりと思ったら、大間違いだぞ!!!」といった煽りが入り、「もしかして……!もしかして……!!もしかして……!!!」と感極まりそうになっていたところで!!!!!!!!!!!!
「広島クラブクアトロの、バーサーカーに捧ぐ!!」
うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!
(発狂)(『BERSERKER TUNE』大好き女、飛び跳ねまくる)
バーサーカーがセトリ入りしているライブに近年全っっっ然ありつけていなかったので、積年の思いが大爆発し、ずっとずっと叫んで跳んでいた。
なんかしかも今回のツアーでセトリ入りしたの、広島が初らしい。
ありがとう、神はここにいた……。
ここで「ラスト2曲です」という非情なMCが入り、『羊の群れは丘を登る』へ。
ホリエアツシ(フルネーム呼び捨て)の歌に合わせて「バイバーイ🖐️」と手を振るのが相変わらず楽しい。
あと、相変わらずOJのアルペジオが美しいんだよな。
そして本編ラストは、『The Novemberist』。
新譜ツアーの本編ラストが『The Novemberist』!???
……びっくりし過ぎて感情がおかしくなって笑っちゃったんだけど、11月だもんね!!!!
まさか聴けるとは思わなかったので、シンプルにうれしかった。
メンバーがツアーグッズのロンTに着替えて、アンコール。
シンペイさんとひなっちは、スーパードライを身体に注入。
ホリエアツシ(フルネーム呼び捨て)が「あしたから、えびすさんっていうお祭りが始まるんだね〜。既に屋台がいっぱい準備されていたもんね〜」と広島ネタを繰り出すも観客の反応が思わしくなく、「でやんす!」という新作ギャグを披露する。お願いだから休んでくれ。え、あしたは福岡のラジオの生放送に出まくるんですか……。
ひなっちとOJは若干正気を取り戻しつつあるも、やはりホリエアツシとシンペイさん(特に前者)の様子がなんだかおかしく、変なテンションのMCが続く。
気を取り直してアンコール1曲目『灯り』。
さっきまであんな恐ろしいMCをしていたとは思えないよホリエアツシ……歌も鍵盤の演奏も素晴らしいよホリエアツシ……。
そして楽しかったライブも本当にラスト。
最後は新譜と同じく『Uncertain』で、ちょうど2時間のライブが締められた。
最後はお決まりの4人そろっての肩組みあいさつ。
いやーー本当にいいライブを見たな……。
まとめ
読み返せば読み返すほど、4,200字かけて「セトリが良かった」と言っているだけの感想に思えて仕方がないが、とにかくセトリが良かったのだからしょうがない。
新譜曲と既発曲の演奏順
王道にもマニアックにも寄り過ぎない既発曲の選曲
がとにかく素晴らしく、非常に満足度の高いライブだった。
来年もまた、CAVE-BEじゃなくて広島クラブクアトロで待ってるよ!!ストレイテナー!!!
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