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演劇公演の「民話」を募集します

募集:長野県内で、地域に伝わる「気候変動」や「災害」に関する「民話」を教えてください


私たち「ちいさがた未来民話研究会」は、信州の過去の災害を、民話を通して学ぶ活動してきました。

昨年一年間は、主に東信で「海野町民話研究会」として、災害民話の研究者、民話の語り手、俳優、口承文学の研究者などをお招きし、講演会、演劇、民話の語り公演を行いました。また伝説から創作した現代民話劇を上演しました。

上田市内に住む、主に40代で演劇や音楽に関わっているメンバーが中心となって、語り継がれなくなった民話を、世代を超えて伝わりやすい方法を考えて、創作する団体です。

今年は、信州全域に範囲を広げ、災害、主に「気候変動」に関わる民話からインスピレーションを受け、創作パフォーマンスとして、音楽や演劇で創作表現します。


そのため、地域の皆さんがご存知で、語られなくなった気候変動に関連する民話をぜひ、我々に教えてください。

過去の気候変動を学ぶことは、民話を語ってきた先人の知恵を継承し、現代の環境変化に生かすことができると思っています。

今後も、現在起こっている気候変化も含めた「災害」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

●気候変動による民話の例(災害・・ 旱魃・台風、暴風・大雨)

雨乞い牛(長野県長野市豊野)

昔、堀の漁師が千曲川で網を打っていると牛の頭そっくりな石がかかった。何度捨ててもかかるので拾って帰り、家に置いたところが夜な夜なぼうぼうぼうと牛そっくりに泣くので浅野宝蔵院に納めた。旱魃の時にこの石を鳥居川で水浴びさせると雨を降らせてくれると言われている。(平成6年の旱魃のときも雨を降らせてくれた)

引用:土石流と水害ー伝承・地名・防災 著:笹本正治


気候変動における「異常気象」とその影響とは?

「異常気象」とは、気象庁では原則として「ある場所(地域)・ある時期(週、月、季節)において30年に1回以下で発生する現象」と定義している。・・・大雨や暴風などの激しい数時間の気象、数カ月も続く干ばつ、極端な冷夏・暖冬

ー日本財団H P抜粋https://www.nippon-foundation.or.jp/


募集内容

この秋、松本市内で発表する創作民話劇の題材になる災害に関する「民話」や「伝説」を募集します。

特に、過去の気候変動の影響によると思われる災害が民話や伝説として残っているものがあれば教えてください。また、その場所についての詳しい地域の方がいらしたら、ぜひ教えてください。採用の場合、当団体が民話の調査に伺います。可能であれば、民話のあった場所にご同行いただければ幸いです。

お礼:創作民話劇にご招待、その他、表現ワークショップ参加費用無料

応募方法

Googleフォーム(クリックで質問フォームに移動します)

・電子メール cmk.minwa@gmail.com

・お手紙 
〒386-1542 長野県上田市下室賀700-4  安徳方 
「ちいさがた未来民話研究会」宛

「書いていただく内容」
お名前、電話番号、該当の地域、具体的な気候変動に関わる民話

※件数が多い場合は、民話を当会で使用させていただく場合のみのご返信となります。何卒ご容赦お願い申し上げます。

いただいた資料は創作以外には使用いたしません。また必要な場合は情報提供者に許可を取った上で使用します。

募集期間:6月20ー7月20日


企画・制作:ちいさがた未来民話研究会

環境変化と民話 〜災害・気候変動を民話で学び、表現し、伝えるプロジェクト〜

支援:信州アーツカウンシル(一般財団法人⻑野県文化振興事業団)
令和五年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業 

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