見出し画像

『ひまわり』新川 帆立



幾度となく涙で文字が滲み最終章で涙腺崩壊。

既読のポップな新川作品とは一変し、胸アツな人間ドラマに感動した。

主人公は交通事故に遭い、四肢麻痺に陥った33歳の朝宮ひまり。

自立を目指し、司法試験受験を決意するが、そこで待っていたのはいくつもの大きな壁。

前例がない事を理由に、障がい者の未来を閉ざす法務省の考え方に怒りが募った。
彼女の絶望や悔しさ、感情の揺れがダイレクトに伝わり胸が苦しくなる。

誰もが明日は我が身。
想像力豊かな世界になって欲しいと心から思う。

どうかこの本が、この物語を必要とする人の元に届きますように。





いいなと思ったら応援しよう!

sayuri
拙い記事を読んでくださってありがとうございます💗

この記事が参加している募集