『スピノザの診察室』夏川 草介
雄町哲郎、38歳、通称マチ先生。
シングルマザーだった妹が亡くなり、1人残された甥の龍之介と暮らす為、大学病院を辞めて京都の原田病院で勤務する事を決意する。
なんと言っても、このマチ先生が魅力的。
若白髪が目立つ髪、甘いものには目がなくて、それでいて医師としては申し分ない力量。
一番惹かれるのは患者に対しての穏やかな声掛けと誠実さ。
最近はダメ医師の話をよく耳にするが、マチ先生は患者の心にきちんと向き合ってくれる。
第四話で、とある患者さんがマチ先生に残した六文字の言葉に胸が一杯になった。
心に染み入る温かな医療小説。
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拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)