インターナショナルスクールの日本語授業②
こんにちは!
前回は日本語クラスの分け方や授業数について書きましたが、今回はその続きです。
日本語学習も真剣にお考えでしたら、日本語授業内容についても聞いてみるといいでしょう。
ただ、結論から言うと、学校任せにしていては十分な日本語力は身につきません。以前、「インターナショナルスクール=バイリンガルになれる?」https://note.com/clover503/n/nda914b33cef8
の記事に書きましたが、言語力とは会話力だけのことではありません。
よく、「日本の学校と比べて、どれくらいのレベルを目指していますか?」のようなことを保護者の方に質問されます。それほどお子様の日本語学習のことも真剣に考えてくださっていて嬉しいのですが、この質問されるの、私は嫌いです…!!笑
なぜなら、日本の学校は比較対象にならないからです!!!!日本の学校は、日本語で全ての教科を学習するんですよ。社会も、算数も、理科も、道徳も。国語だけを勉強しているのではありません。他教科を学習する過程で、日本語も構築されていきます。
一方、インターナショナルスクールの日本語授業は「国語」だけか「国語がメイン」の場合がほとんどです。私が経験した3校も、国語の教科書(光村)を使用して授業していました。だから、
「教科書の何割くらい扱いますか?学習しますか?」の質問の方が私は好きですし、つじつまが合う気がしています。ここでまた釘を刺すようですが(笑)、
「教科書の◯割学習する」=「教科書の◯割習得できる」
ではありません!!!習得できるか、身につくかは人によって違うのです。
しかし、以上の事は私が経験した3校から辿り着いた考えなので、全てのインターナショナルスクールが必ずしもこうではないと思います。
「日本の学校と同じレベルを目指して日本語をやっています」 と掲げているところもあるでしょうし、「国語の教科書と漢字全てカバーします」というところもあるでしょう。
すなわち、入学前に日本語授業のことをしっかり調べた上で検討することが大切です。もちろん、それ以外のことを調べるのもとても大切。日本語のことだけ調べていたら、「何のためにインター入れるんですか!」となってしまいますからね!
次回は、「日本語授業の内容」についてです。私が経験した学校ではどのように日本語授業をしていたのかをお話しします。
今回は少々長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!