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【10月の創作まとめ】短歌自選5首

こんにちは! 生きづらい社会の中で、心がスッとラクになる「言葉のお守り」をお届けするつくだ@書籍編集×作家です。今日は9月もおわりということで、10月に詠んだ短歌のうちから5首を選んでみました。

10月に詠んだ短歌の数は未公開の歌も合わせて380首。一日におよそ12首詠んでいた計算になります。人気があった歌、逆に反響が少なかった歌、いろいろありますが、そこはひとまず棚に上げて、10月の私を代表する歌はこれ! という歌を順位不動で挙げてみました。

古書店が居並ぶ街で深呼吸
いざ出会わんか僕だけの名作


泣きたい日恋愛映画を用意して
チョコたっぷりのドーナツかじる


人生の賞味期限は自分で決める
だから死神もうちょっと待て


温かき人の心に救われて
朝焼けの海で夜を数える


大切な人うしなった
悲しみに僕らは黒い糸で結ばれ


ちょっとずつコメントいたしますね。

1首目は「好きな街」をお題で詠んだ短歌です。私が好きなものと言えば、本。古書店が集まる神保町や、書店が集まる池袋は大好きな街です。わたしにとって書店巡りとは宝探しのようなもので、心が躍るイベント。そこで、その心持ちを歌に詠んでみました。

2首目は「好きなおやつ」で詠んだ短歌です。ドーナツからどんなショートムービーが描けるだろうということを考えていたら、こんな歌が降りてきました。

3首目は「生き方/死に方」というお題で詠みました。
わたし自身、人生の後半戦に差し掛かってきたので、その反歌として「人生の賞味期限は自分で決める」という言葉からこの歌を詠みました。

4首目は「救」というお題で詠んでみました。自分が何に救われたのだろうと振り返ってみると、ひとつには本と、まわりの人の温かい心でした。そこで、「温かい心」をテーマに歌を詠んでみました。

最後が、「糸」というお題から読んだ歌です。「赤い糸で結ばれたという歌はありますが、これが黒い糸ならどうなのだろうか」という発想から歌を詠んでいき、悲しみでつながった人達というテーマが浮かびあがってきました。

以上の5首、そんな思いで詠みました。
お気に入りの歌は見つかりましたか?

それぞれの歌についてわたしなりに解説していますが、その解釈にかかわらずご自由に解釈して楽しんでいただけたら幸いです。もしよければ、その感想をコメントにお寄せいただけたらとても嬉しいです。

来月も楽しみつつ歌を詠んでいきますので、
どうぞよろしくお願いします🙇

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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今回選んだ歌について詳しく解説しています。

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ちょっとサボり気味ですが、Xでこんな試みもはじめました


わたしの短歌の根本にある考え方を説明しています

短歌1カ月めの感想と言葉を紡ぐことについて考えたことを紹介しています


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つくだとしお|書籍編集者×作家
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