CloudBCPの活用!有料老人ホームえん様へ、介護事業所のBCP策定と活用に関するインタビュー
2024年4月から介護事業所におけるBCP(事業継続計画)の策定が義務化されます。このインタビュー記事では、介護事業所のBCP策定と活用に関する実践的な知見を、【有料老人ホームえん】の岩﨑政弘施設長に伺いました。
BCP策定は準備時間がかかる
―― BCP義務化の話を聞いたとき、どのように思われましたか?
元々準備することは大切だと思っていたので、いいことだと思いました。BCPの必要性はわかったのですが、作成するのは大変だなと思いました。だからこれだけ準備期間があるんだろうなと思いました。
―― BCP策定のためにどのような準備をされましたか?
何回も色々な所の研修を受けました。その研修先の資料などダウンロードできるようなものもあったので、そういったものをベースから選定していろいろ組み合わせて独自のBCPを作る必要があると思っていたので、結構大変だなと思っていました。
コロナ禍では事前準備の大切さを痛感
―― コロナが流行し始めた頃、実際に施設内でコロナ感染者が出た時の対応はどうされましたか?
たまたま前日に病院の看護師が指導に来てくれ、感染症対策を考えないといけないと話していた次の日にコロナ発生。前日に教えてもらった内容に沿ってゾーニングや職員配置を行い、保健所にも連絡して保健所の指示で行動しました。
―― コロナ発生時に実際に対応されてみて困ったことなどはありましたか?
看護師の指導直後で、なんとなくイメージ出来ていたので割とすぐ行動に移せました。ただ、実際に指導時に立ち会った職員と立ち会っていない職員とで、知識の差、認識の違いがあり、事前準備が出来ていなかったので、その場その場で対応を決めて周知するというのが難しかったです。当施設は有事の際は(同法人内の)事業所間で職員が応援に入り対応すると決めていたので、そこはスムーズに行えました。事前準備があれば全体的にもっとスムーズに行動できたのではないかと思います。
―― コロナ対応を経験してBCPに対しての意識の変化はありましたか?
職員、利用者様に感染者が出るたびに、業務の調整や、勤務の調整が大変でした。その他の場面でも事前にBCPが整備されていれば、行動の流れがわかったり、大体の必要物品がわかったりしてもっとスムーズに行動できていたかと思います。
CloudBCPはBCP作成がスムーズ
―― 実際にCloudBCPを利用してみての感想、改善してほしい点はありますか?
BCP作成作業については難しさは感じないです。BCP活動全般で、より実践的な活動が行えると思います。ただ、作成したBCPを印刷する際の書類の見やすさを改善してほしいです。例えばデザインが見やすかったり、出来上がったBCPをレイアウトで出した時、ページによって余白が多いので余白の編集等自分で出来たら良いかと思います。※現在はご指摘を受け改善されリリースされています。
まとめ
CloudBCPでは、このインタビューを受けてPDFのデザインを改良、迅速に顧客の意見を反映しています。
介護事業所におけるBCP策定は、利用者さんの安全と事業の継続を守るために必要不可欠であり、CloudBCPを活用することで、BCP策定・運用の負担を軽減し、より効果的なBCPを実現することができる。今後も、CloudBCPの機能やサービスがさらに充実されることで、BCP策定・運用がより容易になることが期待されます。
CloudBCPのご紹介
CloudBCPはBCPを最短5分で策定できるWebサービスです。介護・障害福祉に特化したBCP策定機能を提供しています。また、トレーニング機能を始めとする運用機能や、安否確認機能などもアプリの中で使え、BCP活動を完結することができます。
BCPは、最初のBCPをとにかく簡単に作り、その後の訓練を通して見直していく事が、実践的に使えるBCP活動に不可欠です。無料デモを行っておりますので、お気軽にご連絡ください。