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#文学フリマ東京38で買った本 (読書記録その32)
6月も半分が過ぎたというのに、梅雨入りの知らせがまだ来ません。異常気象もいいところです。
さて、今回は5/19に東京流通センターで行われた文学フリマ東京38で購入した本について紹介します。
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『15人で交換日記をつけてみた』みんなの日記サークル
東京・下北沢にある日記を売る本屋「日記屋月日」で2023年11月から2024年1月にかけて行われたワークショップ「日記をつける三ヶ月」の参加者とファシリテーターのphaさんの計15人がそのワークショップが終わった2024年2月~4月の日記をまとめたもの。
ワークショップ最終日の日記、参加者が元気をなくしてしまった2月の日記、新しく始めた3~4月の交換日記の3部構成となっている。
みんな個性的且つ想い想いのことを書いていて、15人の中から自分に一番近い人を選ぶ「○○タイプ診断」みたいになっている。
『第一芸人文芸部創刊準備号』
吉本興業に所属する芸人ピストジャムさんとファビアンさんが立ち上げ、そこに又吉直樹さんが合流する形で始まった「第一芸人文芸部」の記念すべき1冊目。
又吉さんの自由律俳句と散文、ピストジャムさんの書評、ファビアンさんの短編小説が収録されている。
面白かったのはファビアンさんが著した小説にある、村長が亡くなったときの話。独断専行で昔堅気の政治家であったものの、その性格が功を奏して利益をもたらすいいことずくめだったぶん、「その村長の墓をどうするか」で村中が大喜利状態に。昔はそんな政治家も多かったなぁ……、などと思わず思い返してしまったり。
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右は今回の文学フリマについての座談会の模様が収められたフリーペーパー。
『京都ジャンクションカバー写真集』京都ジャンクション
「京都ジャンクション」は『おいしいごはんが食べられますように』で芥川賞を授賞した高瀬隼子さんが「高瀬遊」名義で参加している文芸サークル。
彼らの作品集の表紙に使用した写真が収められているのがこの写真集である。
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『津田沼』『千葉駅中心』地図ラーの会
地図ラーの会は千葉県内を中心に、街歩きを通してその街の地形・歴史・文化などを知り、その魅力を発信していくという活動をしている。
会長・小川順一さんが津田沼エリアと千葉駅エリアを歩いて発見した&調査して判明したことが書かれている2冊。
大型小売店による「津田沼戦争」、千葉駅の立地の変遷など、有名なものから、川の流路から見る地形的特徴など、多くの人が学べる2冊となっている。
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『うたらば』(フリーペーパー)
短歌と写真を融合させたフリーペーパー。「祝う」「ひとり」「仕事」編をチョイス。3冊とも生活感溢れる短歌が多いものの、写真の効果からかどれもがみずみずしさを得ている。
『Baseball Savantで見る山本由伸のMLB挑戦』あざらし夫
前回の文学フリマでは吉田正尚(ボストン・レッドソックス)のMLB1年目の打撃データについてまとめた冊子を購入したが、今回は5/19時点で試合に出場できている山本由伸(オリックス→ロサンゼルス・ドジャース)をチョイスした(他においていた正尚・千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)は5/19時点で故障者リスト入りしていてMLBの試合に出場していなかった)。
過去の好投手との比較、3/21のMLB初登板(制球が乱れ、1回5失点でマウンドを下りてしまった)から4/12のMLB4試合目までの投球内容の比較、コントロールの良さを裏付けるデータ、同時期にMLBに移籍した今永昇太(DeNA→シカゴ・カブス)とのストレートにおける比較についてあらゆるデータを駆使してまとめられている。
次回の文学フリマ東京は
次回の文学フリマ東京は流通センターではなく、東京ビッグサイト(西3・4)で12/1に開催される。東京駅からのアクセスは良くなるが、少し狭くなった感が否めない。ただ、来年以降割り当てられる場所が徐々に広がる可能性も多いにある。東京ビッグサイト開催での満額回答は東エリア全占拠で、更に広いところとなると文学フリマ千葉として幕張メッセで開催するか、文学フリマ神奈川としてパシフィコ横浜開催する以外なくなってしまう。
さいごに
来月は上半期まとめがいくつかあるので更新多めになりそうです。
ではでわ。