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経験者採用の編集者が持つ、作品づくりへのこだわり 大事にしているのは「その作家さんが描いている意味」

こんにちは!CLLENN公式noteです。

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3本にわたってCLLENNの編集者のインタビューをお届けします!
今回は、TLのノベルとコミックの編集を経てCLLENNに入社したIさんに、CLLENNの印象や、編集の仕事の醍醐味を聞きました。


Iさん(乙女チック編集部)
入社年/2022年
これまで手掛けた作品/『塩対応幼馴染に甘過ぎボディを食べられました ~身長差35センチの♂事情~』『となりの強面消防士 ~破廉恥なくせにその笑顔は反則です~』『狼虎のあくなき青春』

入社の決め手は、「私の仕事観」を受け入れてくれたこと

――Iさんは編集の経験がおありなんですよね。会社の印象はどうでしたか?

前職は編集プロダクションでTLのノベルとコミックの編集をしていました。

CLLENNの印象は、うーん、「風通しのいい」って表現、キレイすぎてあまり好きではないんですが(笑)、まさに風通しのよさそうな。編集個人が裁量で動きやすい雰囲気を感じたのが印象的でしたね。

現社長の石黒さんと面談の機会をいただけたときに、私が仕事をするうえで重視していることや、どのような職場環境であれば力を発揮できるか、カジュアルに話すことができたんです。

それと、以前から作家さんと仕込んでいた作品を発表する場を探していたのですが、ありがたいことに作品ごと受け入れてくださって……。そういった面ですり合わせができたのも、入社の決め手として大きかったですね。

――現在の業務内容について教えてください。

TLマンガをメインに、BLとメンズ向け作品も含めて8作品を担当しています。準備中のタイトルも含めると計15作品くらいでしょうか。業務内容は、作家さんとの作品の立ち上げから配信まで、また紙コミックス化作品の一連の作業など、基本的な編集作業を一通り行っています。

「その作家さんに描いてもらう意味」をとことん考える

――編集の仕事の醍醐味を感じるのは、どんなときですか?

担当した作品が世に出たときに読者さんの反応が良かったり、ランキング入りすると嬉しいですね。やはり、担当作が多くの人に読まれて、その喜びを作家さんと分かち合えることが、この仕事の醍醐味です。

あとは、作家さんから原稿をいただいたとき。「おもしろい! これは売れる!」と思えた瞬間にはワクワクします。売れるかどうかは実際出してみないとわからないのが現実ですが(笑)そう思えるくらいの作品ができたという高揚感はひとしおですね。

――反対に、大変に感じることは?

作品づくりには正解がありません。作家さんが悩んだときには編集として良い作品・売れる作品になるよう最大限サポートをしますが、創作には悩みがつきものなので。作家さんに寄り添いながらも、市場やその作品にとってのベストを模索するときは、編集者としても悩む瞬間ですね。

――思い入れがある作品について教えてください!

どの担当作品も思い入れがありますが、TLマンガの『塩対応幼馴染に甘過ぎボディを食べられました 〜身長差35センチの♂事情〜』でしょうか。

主人公はぽっちゃり体型の女の子なんですが、いわゆるTLの王道ではない主人公ということで、けっこう思い切ったというか、チャレンジだったんです。でも作家さんの「ぽっちゃりじゃなくて、ちゃんと太っている女の子を描きたい」という強い思いがあったので、「幼馴染」や「体格差」など既存のTL読者を獲得しやすい要素を織り込んだり、太っているヒロインがヒーローに溺愛されるだけの納得できる理由や魅せ方など、作家さんと丁寧に打ち合わせを重ねて作品づくりを行いました。

ありがたいことにランキングで1位を獲得したり、紙書籍が発売されるなど、売り上げも好調です。

『塩対応幼馴染に甘過ぎボディを食べられました 〜身長差35センチの♂事情〜』
© 南志都 / CLLENN

――作品づくりで大切にしていることは、何でしょうか?

そうですね……。電子発のTLマンガ作品は特に、編集部が企画を考えて、マーケティング的な視点から「こういう路線が確実に売れるから、描いてほしい」と作家さんに依頼するケースも多くなってきています。そうして作った作品が売れているのも事実ですし、その手法ならではの強みもあります。

市場調査の視点を捨てることはありませんが、ただ私自身の考えとしては「その作家さんに描いてもらう意味」を大切にしていて。作家さんが描きたいものを描いた時って、すっごく絵に出るんですよ。先生の気持ちが乗っている絵って惹き付けられるだけの魅力があって。それを生かさない手はないじゃないですか。

だから企画を立てる時には、「その作品は先生の魅力や強みを引き出せているか?」をとことん考えますし、作家さんの魅力を存分に落とし込んだ作品を世に出したいと常に思っています。

売れる作品を作りたいならCLLENNへ!

――キャリアアップについてはどうお考えですか?

私自身、昇進にはあまり興味がないんです(笑)。現場の編集者として、ただただ作品づくりをしていたい。作品を読んだ人が何か少しでも心動かされたり、多くの人に読み継がれていく作品や深く愛される作品を作り続けられる編集者でありたいですね。

昇進という形に限らずとも、レーベル内の編集者の進行管理やクオリティ担保など、デスクのようなポジションは興味があります。そういった意味でも、色々な形で活躍の場がある職場だと思います。

――編集経験者の視点で、ずばりCLLENNの強みは何でしょうか?

CLLENNはBL、TL、メンズ、一般など、特に電子書籍で強いジャンルをしっかり網羅している会社です。3社の統合を経て現在のCLLENNがあるので、これまでの経験や知識の集積があり、電子で売れる作品を作るうえでの強みを持つ会社だと感じます。

――応募を検討している方へのメッセージ

編集経験のある方にとっては、これまでの経験や知識量を活かし、興味のある分野で思いっきりチャレンジできる環境です。今あるレーベルのセオリーに則って仕事をすることもできますし、全く新しいことにも挑戦できる。仕事なのでもちろん相応の調査や見込みは必要ですが、「したい」を言いやすい会社だと思います。

これは編集職全般に言えることですが、自分の裁量で動く仕事なので、自分からアクションを起こしたり、自ら情報を取りに行ける方にぜひ来ていただきたいです。

互いに意見交換をしたり、励まし合いながら作品づくりができる方からの応募をお待ちしています!

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