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漫画編集として独り立ちするまでのCLLENN的フローを、現役編集長に聞いてみよう!

こんにちは!CLLENN公式noteです。
現在CLLENNではデジタルマンガ編集者の採用を積極的に行っています。

編集者100名採用特設ページ

現在行っている100名採用では経験者はもちろん、未経験者の採用も積極的に行っているのが大きな特徴です。実際に、CLLENNでは未経験から漫画編集に挑戦し、第一線で活躍する漫画編集者が多く在籍しています。

CLLENNでは、そんな未経験の方々が活躍できるような教育フローが存在します。今回は「未経験者が漫画編集者として独り立ちするまで」を、現役編集長・R.A さんにインタビュー。CLLENNの教育環境を掘り下げます。

R.Aさん(コイパレ・キスカラ・カルコミ編集部 編集長)
入社年/2016年
これまで手掛けた作品/「いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~」「椿くんの熱におぼれたい」「あなたのハジメテ、私にくれますか?」「キミと越えて恋になる」等多数
休日は愛犬のチワワと狆をひたすらモフモフしています。

以前の「編集者の教育環境」って……?

――まず、R.Aさんの現在に至るまでのご経歴を伺えますか?

僕自身はもともと漫画家志望で、専門学校を卒業後、複数の漫画家さんのアシスタントなどを務めていました。残念ながらなかなか芽が出ずだったのですが、大好きな漫画に携わる仕事はしていたいと考え、漫画編集の道に進みました。編集プロダクションからCLLENNへと転職を経て、現在編集歴は10年ほどになります。

――R.Aさんご自身も、「漫画」という共通項はありながらも未経験で漫画編集に挑戦されているんですね。

そうですね。僕は未経験採用をしていた編集プロダクションに入社し、そこで基礎を叩き込んでもらったというイメージです。
この後CLLENNの教育環境のことはお話しますが、僕が過ごした教育環境は「見て盗め」という環境でした。先輩たちの背中を見て、自分で調べたりしながら基礎を学びました。とはいえ、その「見よう見まね」が間違っていてよく怒られたりもしたものです。

適切なカリキュラムとサポート体制。 意欲的に学べる環境があるのがCLLENN流 

――なんとなく、職人気質な編集者の教育環境として想像がつきました。では、CLLENNでの教育環境について教えていただけますか?

CLLENNは「100名採用」からもおわかりいただけるとおり、未経験者であっても「一緒にCLLENNを大きくしていこう」と思っていただける方に入社いただいています。また、CLLENNはこの規模の採用を始めてから、業界ではトップレベルの編集者数を抱える企業になってきています。

ですがCLLENNの環境では、「見て盗め」は少し非効率です。しっかりとカリキュラムを組み、フローを踏んで教育したほうが早く・質も高い戦力になっていただけると考えています。

――具体的に、作品制作に携われるまでにどのような段階を踏んでいくのでしょうか?

ジャンルや部署によってカリキュラムは変わってきますので、今回は僕が担当している女性向け一般ジャンルのことをお話させてください。

まず始めに、僕たちの作っている作品を読んでいただき、どのようなプラットフォームで配信しているのか、どんなジャンルがあるのかなどを知っていただきます。特にCLLENNは電子書籍の出版社です。スマホやタブレットといった媒体で漫画を読んでもらうことを大切にしています。

次に、漫画講座と言われるカリキュラムを1か月程度受けた後、編集部内でメンターがつき、メンターと共に作品作りを経験してもらいます。市場の分析や企画制作を行うことはもちろん、実際に先輩の担当作家さんとの打ち合わせに同行してもらったり、プロットやネームを読んで意見交換をする場も設けています。原稿データをチェックしたり、文字校正や配信データのチェックなどの制作に至るまでを一通り学んでもらっていますね。
作家さんとの交渉から編集、一本の漫画を世に送りだすまで、先輩のサポートを受けながらでも半年から1年ほどかかります。(担当するジャンルや依頼する作家さんへの交渉により期間が変わりますが…)

――R.Aさんが考える「独り立ちの条件」とはどのようなところにあると思われますか?

あくまで僕個人の考えですが、「新作・連載作のスケジュールを作家さんと都度共有して、コンスタントに作品を世に出していく」「コスト管理ができるかどうか」にあると思っています。作家さんの貴重な執筆人生を預かっていますので「編集者の自己満足で連載を続けていく」といったことはできません。

コンスタントな配信やキャンペーンの打ち出し方を営業と相談して作品の売上向上を図ったり、ヒットを目指していくのが基本的な姿勢です。ただ一方で新作や連載には大体いくらかかるのか、売上はどのぐらいか。収支も考えつつ、時には連載を続けるのか終了するかを見極めたうえで場合によっては作家さんと次回作を相談します。

要するに僕たち編集者は作家さんたちに漫画でごはんを食べてもらえるような環境を考えていかないといけません。担当作家さんに対し、僕たち編集の力で漫画の売上を上げて、そして作家さんに最大限に還元することを常に意識しています。これが編集者が独り立ち、さらには一人前になるための使命なのかなと考えています。

――R.Aさん自身は、このような編集者の教育環境についてどう思われていますか?

ここ10年ほどで、漫画制作の業界は大きく変わって来ていると思います。そもそも紙の雑誌が全盛期だったころ、出版社は未経験者を採用したがらない傾向がありました。

今はデジタル優位の時代で作品の需要も拡大して、編集者は不足しています。CLLENNのようなこれから成長していく会社にとって、「未経験者だから」という理由で採用をしないのは機会損失なんです。それを理解しているからこそ、人事も現場も、未経験者のオンボーディングを最優先に考え、カリキュラムを組んでくれています。

僕ももともと未経験者でしたから、個人的にはこの環境を「うらやましいな」と思います(笑)。そのぶん、これから漫画編集にチャレンジしてくださるみなさんには、この環境を十分に活かして活躍していただきたいですね。

業界随一の編集者数を誇るCLLENNで、エンジョイしながら作品を作ってほしい

――R.Aさんがお持ちの夢や目標はありますか?

レーベルを任せてもらっている以上、もっと魅力的なレーベルにしたいという思いがありますね。作家さんも連載をしていて誇らしく思っていただけるような。

そのためにはやはり、さまざまな編集者が必要だなと思っています。僕の部署にも新しい編集者が少しずつ集まってきていますが、経験・未経験問わずさまざまなバックグラウンドの編集者が集まっている環境なので、意見も多角的で面白いです。こういった編集者たちが、次の時代の漫画を作っていくのだろうと期待しています。

――最後に、CLLENNへの応募を考えている方へ一言お願いいたします!

繰り返しになりますが、この環境で未経験採用があるのはうらやましい!(笑)。さらにいうと、業界随一の編集者数のCLLENNは、ジャンルの垣根を超えた編集者たちの交流も盛んです。「漫画を作ってみたい」と思う方にとって、多くのジャンルの編集者と接することができるのは、大きく成長できる要因にもなります。

漫画制作には正解がありませんし、そのために悩むことも苦しむこともあると思います。そんなマイナスの感情もひっくるめて、エンジョイしてくれるような未来の編集者の挑戦を待っています!

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