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「正解主義」ではなく「修正主義」でいたいから

「なるほどな」と思いながら一気に読み終えた本。それが『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』でした。

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池さんのnoteで紹介されていて興味津々。

さっそく取り寄せ読んでいると、不思議とそういう関連の情報がはいってきたり、目にとまったり、「これもそうだよな」と気づいたりしました。

それが、さらに本の理解度をアップさせ、実生活にどう関わってくるか身近に感じられたような気がしました。


「プロセスエコノミー」とは

「プロセスエコノミー」とはなにか。まずは、その逆である「アウトプットエコノミー」から知ると、おのずと腑に落ちます。

アウトプットエコノミーは、「プロセスでは課金せずに、アウトプットで課金する」というものです。

たとえば、

ー音楽を作っているところではお金は稼がず、できた音楽を売る

たいする「プロセスエコノミー」の例がこちら。

たとえばマンガ家さんなら、マンガを売るというより、「マンガを描いている姿をライブ配信して、そこで投げ銭をもらう」みたいなイメージです。

「プロセスエコノミー」で重要なのが、「What」でも「How」でもなく、「Why」というところ。「なぜ」やるのかをさらけだすから、共感やファンを得られるのです。

本のなかで著者の尾原さんは、作家のサイモン・シネックがおこなった、TEDのプレゼンテーションを取りあげていました。

人々は「What」にオカネを払うわけではない。「Why」にオカネを払うのだ

動画のふしぶしで「う〜ん」と(納得で)うなりたくなります。


「正解主義」ではなく「修正主義」でいたい

特に第3章の『「正解主義」から「修正主義」へ』が印象的でした。

日本の学校教育は、たった1つの正解へ向かって突き進む正解主義にとらわれています。

わたしもついついやりがちな「正解主義」を、修正しながら進めていく「修正主義」に完全移行したいと思っているところです。


ライバーから学んだ「プロセスエコノミー」

noteでつながった、遠藤さやえんどう(通称「えんさや」さん)さん。独特の世界観にハマって以来、チェックしているクリエイターさんです。

その「えんさや」さんがやっている「17LIVE(ワンセブンライブ)」の配信時間は、22時を過ぎてから。もうベッドにいる時間で観れない旨をコメントしたら、なんと、違う時間帯でもやってみますとの粋な回答をいただきました。

そして昨日、15時からの配信を無事に観れたのです。

いわゆる「ライバー」が配信するアプリのサービスを、LIVEで観たのはそれがはじめてでした。

衝撃をうけましたね、いろいろな点で。そして「これこそプロセスエコノミーだよな」と実感しました。

きっと観ているひとは、「完成」「完璧」「正解」なんて求めていないのでしょう。その場の雰囲気、なにかをやる過程、おもいつきの話、それがLIVEの醍醐味で。

それで、今まで怖くて考えたこともなかったけれど、ライバーになるのも悪くないかもな、なんて考えが突然でてきました。

いつもの暮らしを配信しながら「Why」を共有していくには、最適なプラットフォームだなと。


noteでみつけた「プロセスエコノミー」

ここ数日のあいだにnoteでみつけた「プロセスエコノミー」を紹介します。

名前がまずおもしろい、クリエイティブ大喜利アプリ「ワッピンギルド」。

ワッピンギルドは、『創作プロセスの民主化』を行うことで、日本中の夢や空想を現実にします。

依頼主とクリエイターだけでなく、「ネット民」という存在がいるのが「プロセスエコノミー」だなと思いました。

そして、もうひとつ。

アイデアを具現化するためのコミュニティ「triven(トリブン)」。

扱うプロジェクトにより、「クラウドファンディング」的にも、「SNS」的にも、「プロジェクト管理ツール」的にも使える、ポストコロナ禍における"新しい働き方"に必要不可欠なものに育てていきたいと私たちは考えています。

クラウドファンディングと求人/求職が融合したようなオンラインコミュニティという印象をうけました。

想いを伝えるひとがいて、それをいっしょに育てるひとと、購入や支援というかたちで応援するひとがいます。



プロセスエコノミー的な新しいサービスや商品が、これからもどんどん誕生しそうなのと、そういう働きかたが増えていきそうですね。

わたしのライバーデビューもそう遠くないかも…!?

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