女王まりかのつれづれぐさ/第五十六回;中規模撹乱説
どーもー! 女王まりかです😆
今回は、久々に理科ネタです。
専門用語とかは極力避けて書いてるつもりなので、タイトルで敬遠せず、お付き合い願います🙇♀️
第五十六回;中規模撹乱説
この仮説は高校の生物で習う内容ですけど、21世紀から教科書に載った可能性が高いです。
生物って、理科の中で最も変化が激しい科目なので😅
ですから、
「私、忘れてるよ😱」
とか嘆くことはありません。
で…。
中規模撹乱説って、どういう説なの?
ざっくり言うと、
中規模な撹乱が、最も効率的に生物の多様性をもたらすのだろう
という説です。
ここで言う撹乱とは、自然破壊のことです。
撹乱には、地震や嵐などの自然現象によるものもあれば、森林伐採や狩猟などの人為的なものもあります。
で…。
どうして中規模の撹乱(自然破壊)が、最も効率的に生物の多様性をもたらすの?
下の図を使って説明していきます。
横軸は撹乱の程度(災害のレベル)、縦軸は生物が何種類いるかを、それぞれ示しています。
①は撹乱が大きい、つまり大きな災害が起こった場合です。
この時、多くの生物が死滅するのは当たり前。ですから、生物の種類も必然的に減少します。
では、②の場合は?
撹乱が小さい場合、撹乱によって死亡する生物はほぼ居ません。
するとどうなるか?
生物どうしの生存競争が激化します。
これはこれで、生物の種類を減らす原因になります。
例えば植物なら、
・成長が早く、先に背が高くなって、自分だけで光を独占してしまうもの。
・棘や毒があり、動物に食べられにくいもの。
ばかりが生き残り、そうでないものは淘汰されて滅んでしまう。
そういう話です。
という訳で、撹乱(自然破壊)は大きすぎると困り、逆に無さすぎても困るのです。
で~。
日本には、人為的な撹乱(自然破壊)が定期的に起こり、豊かな生態系を築いている場所があります。
里山です。
自然破壊って?
適度な草木の伐採や害虫駆除などです。
これこそが、中規模撹乱なんです。
草木を好き放題に伸ばしっ放しは、却って良くないんです。
ですからね。
下の記事では、自虐的に『自然破壊クラブ』と揶揄してましたけどね。
八軒自然科学クラブさんの活動は、生物多様性の維持という観点において、理想的な活動だったんです。
という訳でエスせんさん。
活動に自信を持って、この話を小学校低学年の子でも理解できるように話してあげてください😊
という、謎の逃げで今回は終わります🙇♀️
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