(53)「油断大敵」の語源を知ってるかい?
「砂場」の蕎麦
職場の男性が前日行った「砂場」が美味しくなかったというので、てっきり飲み屋の話でもしているのだろうと思っていた。
「蕎麦だよ、蕎麦っ!!」
「更科蕎麦とか薮蕎麦なら分かるけど、砂場も蕎麦なんですか?」と私。
「砂場といったら蕎麦だよ。
砂場の起源は豊臣秀吉の時代まで遡るんだけど、大坂城建設の時に資材の砂置き場に蕎麦屋を開いたことから由来している名前なんだよ。」
早速調べてみると「砂場」という蕎麦屋を見つけた。今度行ってみよう。
その1週間前は「油断大敵」の話を20代の男性社員に話していた。
「油断大敵の語源を知ってるかい?
"ゆだん"とはどう書く?」
「油に断つ、です。」
「昔はね、油が切れたら大変なことだったんだよ。今のように電気じゃないからね。"油断大敵"は比叡山延暦寺にそのいわれがあると言われていて、その灯火は1200年絶えることなく燃えていた。織田信長の焼き討ちにあった時も、灯火を消さないように別の場所に移して守ったんだよ。」
蕎麦と豊臣秀吉。
油断大敵と織田信長。
知識は人生を潤わす。聞いていて楽しい。
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