腰椎椎間板ヘルニアと私。④~保存療法~
次の診察は二週間後と言われる。
その二週間は一進一退を繰り返す。
だんだん、痛みとの付き合い方が分かってきてた。
日中はとにかく家の中をいつも通り家事をしながらゆっくり歩く。
座らない、横にならない。テレビも立ってみる。食事も立って食べる。
朝寝起き2時間位を乗り越えると子供の送り迎え位の運転なら痛みを我慢して出来る。
その時の私には子供の送り迎えとご飯支度が出来れば万々歳だった。
(ちなみに、ほぼ専業主婦の40代前半、3児の母です。)
なんといっても師走。とても忙しい。
小学校の学習発表会の一週間後には末っ子の保育園のお遊戯会がある。
観覧席で地べた座り出来ない…。
だがしかし、なんとしても行きたいので前夜に座る練習をする。
夫からは「座る練習ってなんやねんププッ」と心ない発言。覚えておけよ?
なんといっても下肢痛があるので膝を曲げられない。
午前中だけでも我慢できるか、不安。
結局、先生に断って、お遊戯会は座り席の後ろの椅子席のさらに後ろで立ち見した。
立っていると痛みは紛れる。
難なく末っ子の頑張りを見届けられた。
夫婦で観覧に行っても別々で(夫は前の方で娘と座っていた)見ていたので他の保護者からは、仲の悪い夫婦と思われてたんじゃないかと思っていたが、もうそんなことはどうでもいい。
その頃は寝返りが痛くて打てない。
寝ても痛みで目覚め熟睡できたい。
途中で目が覚めると痛みで再度寝付けない。
毛布や布団が重く感じて痛みが増す。
薄い毛布と夏用の薄い羽毛布団に、ダウンのジャンパーを着て、北国の冬の寒さをしのいで寝ていた。
朝起きると激痛が2時間位続く。
夜がくるのが本当に嫌だった。
左足にも湿布3枚、冷える事よりも痛みを紛らわす方が優先だった。
続くよ。