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バカな自分でも読めた『お金』の本
まずはじめに、断っておきたいことがある。
私は「バカ」であり、この記事に「お金の稼ぎ方」に関する情報は一切ないということだ。
(もっと言うと、直接読んでほしいので本の内容にも触れていない)
従って「自分はお金の知識が豊富である」という方や「お金を効率よく稼ぐ方法を知りたい」という方には向かない記事である。
株、投資、NISA、税金……などの、目的が既に決まっている人間に対して地図を紹介するのではなく「地図の正しい見方‼︎初心者でも迷わない」という入門書を手渡すような記事だ。
「バカ」の定義から始めたい。
ここでは橘玲先生『バカと無知』にある定義を拝借する。
バカ…自分がバカであることに気づいていない人間
簡単に言うと「自分がわかっていないことをわかっていない人間」のことである。
まさに自分のことだ。
常に、お金って何?稼ぐって何?の状態である。
もっと言えば、自分が何をわかっていないのかもわかってない。
「インデックス投資はギャンブルじゃない!老後の貯蓄が増える!」というような言葉が様々なところで言われるようになり、大型の本屋に行けば「株コーナー」が展開されており、平積みの本が毎週のように変わっている。
株に詳しくない人間であっても「とりあえずインデックス投資だけでもしておけば大丈夫」という社会になっているようだ。
私はそれが少し、怖い。
将来的に株によって得をする人間はきっといるだろう。だが、その一方で損をする人間は絶対にいるはずなのだ。
「自分が貧乏くじを引かないとも限らない」ことも、怖さを感じる理由の一つであるが、それ以前に
「自分にだけ金があっても社会が良くなるのだろうか」
という考えがモヤモヤとあったからだ。
しかし、バカな自分はこれをうまく言葉にできなかった。
ろくにお金の勉強をしてこなかったため知識がほとんどない。ちょっと興味を持って勉強しようと本屋に行けば「稼ぎ方」に関する本ばかり。
結局、モヤモヤだけが募っていく日々だった。
そんな時に出会ったのがこの本だ。
タイトル:きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
著者:田内 学 先生
自分はバカなのでこの本の感想を書けない。
しかし、先ほどのモヤモヤに共感してくれた人であれば、間違いなく読むべき本だ。
この本は、お金とは何かを教えてくれる。
そして、自分達を取り巻く社会がちょっと明るく見える本だ。
そんなに躍起になって稼ごうとしなくて良い。むしろ、もっと大切なものがあると、この本は言っている。
バカだが、そう思った。すごく素敵な本であった。