今日の学び 『一富士二鷹三茄子。』
響きが面白くてついつい無駄に言いたくなっちゃうことわざ。
一富士二鷹三茄子。
初夢に見ると縁起の良いものというのでお馴染みのアレ。
有名過ぎることわざだから、人生の節々でその意味を見聞きすれど、ウスラボンヤリとしか覚えていなかったりする。
noteを始めて初めての年越しを控えた今日。
折角なので『今日の学び』として、ちょっくらまとめてみることにした。
一富士二鷹三茄子は江戸時代のことわざで、新年最初の運試しとされる初夢に、見ると縁起の良いものの順番。
ここで言う初夢とは、一般的には年が明けてから最初に見る夢のことであり、元日から2日にかけて見る夢を指すのだそう。
いつきは、大晦日の夜から元日にかけて見る夢の事だとついさっきまで信じて疑っていなかったので、今、大変びっくりしている…!
この一富士二鷹三茄子…
富士は『不死』、鷹は『高い』、茄子は『生す』『成す』という験担ぎ的な意味合があるらしい。
なぜこの3つなのか?には諸説あり、代表的なものとしてはふたつ。
ひとつは、
徳川将軍家のお膝元、 駿河国(静岡県)にある価値の高いもの富士山、愛鷹山、初物の茄子を価値の高い順に並べたとされる説。
もうひとつは、
富士、鷹狩、初物の茄子を徳川家康公が好んでいたから、とされる説だ。
当時、江戸っ子たちの間では『初物七十五日(初物を食べると75日長生きできる)』といわれ、初物(その季節に初めて収穫した食物)が大人気だったそう。
毎年4月には駿河から初茄子が将軍家に献上されており、なんと5個で1両(現在の約10万円)で取り引きされていたらしい。
初夢の縁起物として茄子が選ばれるのも納得だ。
いつきが当時の駿河に住んでいたら、全力で茄子農家に立候補したい。
『なぜ、駿河で将軍家に献上されるほどの初物茄子が収穫できたのか?』をはじめ、文化や地形から見る一富士二鷹三茄子のルーツについては、2023年1月1日放送のブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯初夢スペシャル「富士山・三保松原」で詳しく取り上げていて、とっても面白かったのを覚えている。
再放送などで見る機会があれば、是非。
それにしても。
アレからもう1年か……オソロシヤ。
まぁ、ここまでは。
これまでの人生の節々で、度々見聞きしてきた事なので特別な新鮮さは無かった。(失礼か)
だが、今回調べてびっくりしたのはココからだ。
この諺には、なんと続きがあったのだ。
一富士二鷹三茄子…
四扇五煙草六座頭
と、続くらしい。
たわけ、そんなん一般常識や。
とか言われてしまったら、
何とか平穏無事に生き延びたこの2023年、最初にして最大の恥辱を味わう事になるので、皆さんには思ったとしても静かに心にしまっておいて欲しい。
そういう優しさもあると、いつきは思っている。
扇は『祭礼や舞踊の小道具』や『末広がり』、
煙草は『人を盛り上げたり、和ませたり、また、煙が上るから縁起が良い様子』また『駿河が“遠州葉”という葉たばこの名産地』であったこと、
座頭とは、琵琶法師の座に所属する剃髪した盲人であることから『毛が無い』から『怪我無い』に掛けて。(え、ちょっと酷くないですか…?)
この諺には挙げられている6つは、
いずれも“祝い”や“めでたさ”を感じられる、江戸の人たちにとっての縁起物たち。
現代人の生活には馴染の無いものも多いから、あまり夢に出てくることは無さそうだけど…
自分なりの“縁起もの”や“スキなもの”が初夢に出てきたら、やっぱり素敵な2024年のスタートが切れそう。
自分にとっての縁起もの…何かな?
その前に、初夢見れると良いな。
出来れば良い夢を。
みなさんも、“縁起もの”や“スキなもの”が初夢に出て、嬉しい新年のスタートが切れますように!
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