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高齢な親の介護日記⑲

2025年1月9日 木曜日 晴れ

誰のために一生懸命、介護をしているのだろう。
私の場合、まだ父は要介護1なのでそんなに負担ではないけれど、投薬管理や日常生活の買い物のサポート、そして一番大切なのは、父と会話をして一緒に笑う時間を確保するのは欠かせない。
1日でも笑わないと、どんどん認知症が進んでしまいそうで不安になってしまう。

それは私にとって負担といえば負担だけれど
父が亡くなった後のことを考えれば
もっと会いに行ってあげればよかったと
後悔してしまわないため、自分のためにやっている。

また、父のサ高住は私の職場近くにあるので、
仕事行くのがしんどいな
父に会いに行くのが面倒だな
という日があっても、
仕事行くのがしんどいけど、父が心配だから仕事にいこう
父に会いに行くのが面倒だけど、仕事帰りだしついでに会いに行こう
という相乗効果もあったりする。

そして何といっても
仕事が忙しくてミスして落ち込んだ後に父に会いに行くと、父はこう言ってくれた。
「そんなに真面目に働きすぎても体をこわしたらバカらしいぞ。約束なんて守らなくても大丈夫だし、朝起きて息をしていたらオールオッケーだぞ」

心臓病で余命宣告された初期のアルツハイマー型認知症の父の言葉は本当にありがたい。





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