定年ゴジラ 重松 清
後期高齢者の父の気持ち、またはあと10年後の夫の気持ちがわかるかなと思い読んだ本。
重松清さんの本はいくらか読んでいるけれど、こういう昭和の親父臭い系の内容は嫌悪感がすごくて、ひきかえしてしまいそうになってしまう💧
でも、キャリアウーマンを目指そうとした娘への思いや、娘が不倫しているとわかった場面から急に面白くなって読み進めてしまった。
そして、同級生だったチューのくだり。東京で就職して間もない頃、田舎からチューと一緒に母が会いにきた話。これは涙をおさえきれなくて困りました。