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ダンベルを買って脚線美を目指すアラフィフ
マラソン大会に向けた筋力トレーニングのためにダンベルを購入した。
これまで器具を使わない自重トレーニングを30分程度やっていたが、なんとなく物足りないような気がしてきて、自重トレーニング以外にもダンベルを使用する筋トレを加えることにした。
↓みたいなケトルベル式とどちらにしようか迷ったけれど、とりあえず一番シンプルなのを選択。
ネットで調べてみたら女性は2~3㎏が良いとのことだったので、3kgを購入した。
届いた箱を開けてさっそく持ってみる。
うっ!けっこう重い。
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在宅勤務の日と土日の朝・昼・夜に各30回ずつエクササイズをすることにした。
朝:両脚を開いて腰を上下させるワイドスクワット
昼:足を前に踏み出して腰を下ろして戻るスプリットスクワット
夜:腕の上げ下げ運動
早々と挫折してしまわないように、まずは超基本のこの3つに絞り、小さく始めてみる。
◆◆◆
負荷をかける筋トレを始めようと思った理由は、ランニングのための筋力増強の他にもう1つある。
とにかく脚を細くしたいのである。
アラフィフともなれば基礎代謝の低下やホルモンバランスの影響などもあって、若い人でも難しい脚痩せがさらに難しいことは重々承知している。
そして、私の脚が太かろうが細かろうが、気にする人など誰もいない。
完全な自己満足にすぎないけれど、脚線美を手に入れることは長年の悲願なのである。
◆◆◆
脚に関する最初の印象的な記憶は小学5年生の頃へと遡る。
女子プロレスラーを目指して5kg増量し(なかなかのアホ女子だった笑)、プロレス熱が冷めた後に入部して熱心に取り組んでいた某部活で、1人の6年生がヘラヘラと笑いながら放った一言だ。
「エリンギちゃんって脚が太いよねってみんな言ってるけどさ~~(以下略)」
怒髪天を衝くとはまさにこのことか(笑)
なにさ!あんただって太いじゃないの!!
それに「みんな」じゃないことはわかってる。女子たちの外見を値踏みして陰であれこれ言ってるのは、6年生の部員のうちのせいぜい4、5人じゃん。
他の先輩たちは優しくていい人たちだから、そんなこと言わないもんね~~。
一部の小学校高学年女子の底意地の悪さというのは大人女子も真っ青なレベルであったことを、今しみじみと思い出す。
◆◆◆
時は流れて20歳過ぎの頃。
国内外の昔の女優の写真を眺めることが好きになり、彼女たちの美脚にため息をつきながら、脚痩せ願望が猛烈に高まってきた。
当時、クリスチャン・ディオールの「スヴェルト」というマッサージジェルが発売され、話題を呼んでいた。
塗るだけで太ももやお尻の凸凹したセルライトを除去するという触れ込みだったが、そんな高価な物を買える余裕はなかったし、太ももやお尻よりもまずはふくらはぎと足首!と思っていた。
雑誌かテレビで知った、粗塩に卵白とオリーブオイルを混ぜた自家製マッサージソルトを用意し、入浴時にふくらはぎに塗ってひたすら揉みまくった。
「肌が荒れないよう、こすらずに優しくマッサージしましょう」とのことだったが、撫でまわしているだけで脚が痩せるわけなかろうが!と鼻息荒く、ガシガシと力を込めて揉み続けた。
案の定、ふくらはぎの皮膚は荒れて痛かったけれど(笑)、それでも続けた。
マッサージの後は、文庫本を読みながら半身浴を30分から1時間ぐらい。
のぼせて倒れてしまったこともあった(笑)。
お風呂から上がると、仰向けになって両脚を上げ、足首をグルグルと回す。50回を2、3セットこなした。
1年ぐらい続けたところ、たしかにふくらはぎも足首も細くなった。
ほっそりカモシカのような脚というわけにはいかなかったが、それなりに満足だった。
(その後、マッサージも半身浴も面倒くさくなってやめ、食べまくっていたらすぐ元に戻った。懸命な努力は水の泡となった・笑)
◆◆◆
おそらくその時期に購入した1冊の本が、当時の私の脚線美プロジェクトを加速させていた。
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1996年に刊行されたこの本には、往年のハリウッド女優たちの美しい脚を撮った写真がこれでもかと掲載されている。
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ベティ・グレイブル。(36ページ)
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「セネット・ベイジング・ビューティーズ」。
素朴な感じが可愛い。(68-69ページ)
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今も私の本棚に鎮座している、My お宝本。
再びこの本を眺めながら、これからひとあがきしてみる。
「お前みたいな雑魚が往年のハリウッド女優たちの美脚を目指そうなんざ、図々しいにもほどがある!」との声がどこからか聞こえてきそうな気もするが、アラフィフは図々しいので気にしない(笑)
◆◆◆
さて、少しは結果が出るだろうか。まったく変わらないだろうか。
ダンベル君たちと力を合わせて頑張ってみよう。